コースの特徴
走行距離は133kmと短いものの、獲得標高は4350mに達する。全21日ステージ中、5つ星の難度を誇るのは、このステージを含めて2つだけ。戦いの舞台はイタリア北部に連なるアルプス山脈へ移り、マリア・ローザ争いはいよいよ激化する。
ジロはもちろん、ツールもたびたび訪れてきたフランス語圏のアオスタ渓谷で、バトルは繰り広げられる。また2004年には別府史之が区間を制し、ピノー、シヴァコフ、マルティネスというフランスの強豪が総合優勝を飾ってきた名門U23大会の開催地でもあり、プロトン内の多くにとって馴染みの深いエリアだ。
この日はアオスタ周辺の極めて狭い範囲に留まり、東西南北を攻める。スタートと同時に、まずは東側の1級山岳サン・バルテレミー登坂。全長15.8km、平均勾配6.1%、最大13%の長い上りで、翌日のミラノ区間を楽しみに待つスプリンターたちは、大急ぎでグルペットを作り上げるだろう。
山頂から再びアオスタへ下り、ステージ半ばで北側の3級ドゥエ(5.8km、6.4%)を越える。改めてアオスタ側へ下ってから、続いて西側で1級ラン・ノワール(7.4km、7.9%)と2級ヴェローニュ(5.6km、6.9%)を立て続けに消化する。
そして、またしてもアオスタ方面へ急降下したら、手前のグレッサンから南側の最終登坂へと挑みかかる。
山頂からモンブランの崇高な姿を望める1級ピラ(15.8km、7.1%、最大11%)は、データだけを見れば、決してクレイジーな難関ではない。麓からてっぺんまで、勾配は7%前後でほぼ一定。山頂には大規模なスキーリゾートが広がり、普段から交通量の少なくない道だけに、幅員は広く、路面状態も悪くない。
ただ見事な九十九折の上りゆえに、約20ものコーナーでは、実際の勾配は大きく上下する。しかも途中で息を整え直す余地も、遅れを取り戻すチャンスもないまま、最後の最後まで決して勾配は緩まないのだ。
text:宮本あさか

| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 34 km/h | 32 km/h | 30 km/h | 34 km/h | 32 km/h | 30 km/h | ||
| 133.0 km | オフィシャル スタート |
13:05 | 13:05 | 13:05 | 20:05 | 20:05 | 20:05 |
| 114.9 km | 1級山岳 | 13:46 | 13:49 | 13:53 | 20:46 | 20:49 | 20:53 |
| 79.1 km | 中間SP | 14:37 | 14:43 | 14:50 | 21:37 | 21:43 | 21:50 |
| 71.2 km | 3級山岳 | 14:54 | 15:02 | 15:10 | 21:54 | 22:02 | 22:10 |
| 50.7 km | 1級山岳 | 15:31 | 15:41 | 15:53 | 22:31 | 22:41 | 22:53 |
| 40.9 km | 2級山岳 | 15:50 | 16:02 | 16:16 | 22:50 | 23:02 | 23:16 |
| 17.3 km | レッドブルKM | 16:18 | 16:31 | 16:46 | 23:18 | 23:31 | 23:46 |
| 0.0 km | 1級山岳 フィニッシュ |
16:58 | 17:15 | 17:34 | 23:58 | 00:15 | 00:34 |
