コースの特徴
大会1週目を締めくくるのは、3日連続の山頂決戦休息日前最後の山岳だけに、ピュアクライマーやアタッカーたちの大胆な仕掛けに期待したい。2週目の初日に平坦TTを控えるからこそ、総合表彰台候補たちも、可能な限りライバルに差をつけておきたいところだ。
きっとブエルタ・ア・エスパーニャなら、「平坦ステージであるが山頂フィニッシュ」という区分を与えただろう。故マルコ・パンターニの故郷チェゼナティコから10kmほど北の、アドリア海岸のチェルヴィアを発つと、最初の155kmはほぼ完全な平坦路だ。
唯一の例外は、110km付近の小さな起伏のみ。たしかに155kmにわたり微妙な上り基調とはいえ(平均勾配0.2%程度)、直線と直角の多い平地部分でプロトンが恐れるべきは、むしろ風向きのほうかもしれない。
残り28kmで3級山岳クエルチョーラ(平均勾配4.3%、最大15%)に突入すると、あとはフィニッシュまでほぼ上りっぱなし。もちろん3級山岳としての登坂距離は11.3kmに過ぎないが、3.8kmの短い下りを挟み、すぐに最終登坂へと取り掛かる。
1級山岳コルノ・アッレ・スカレ(10.8km、6.1%)の山道は、その名「スカレ=階段状」の通り、序盤は勾配8%台の坂と緩斜面が交互に現れる。しかも山頂まで5kmを切ると、勾配部分は9%台へ増す。さらにラスト2.7km地点からの約1kmは、13%前後の激勾配。最大勾配は15%に達する。
この山がジロを迎えたのは過去わずか1度。2004年大会の第3ステージが、同じくクエルチョーラからの連続登坂で争われ、ジルベルト・シモーニが2位以下に15秒差をつけて勝利を飾った。この時、2位だったのは、チームメートで後輩のダミアーノ・クネゴ。……3週間の終わりにマリア・ローザをまとったのは、クネゴのほうだった。
text:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 44 km/h | 42 km/h | 40 km/h | 44 km/h | 42 km/h | 40 km/h | ||
| 184.0 km | オフィシャル スタート |
12:50 | 12:50 | 12:50 | 19:50 | 19:50 | 19:50 |
| 58.8 km | 中間SP | 15:27 | 15:34 | 15:42 | 22:27 | 22:34 | 22:42 |
| 16.6 km | 3級山岳 | 16:26 | 16:36 | 16:47 | 23:26 | 23:36 | 23:47 |
| 11.4 km | レッドブルKM | 16:33 | 16:44 | 16:56 | 23:33 | 23:44 | 23:56 |
| 0.0 km | 1級山岳 フィニッシュ |
17:00 | 17:13 | 17:27 | 00:00 | 00:13 | 00:27 |
