ジロ・デ・イタリア2021

前のステージへ STAGE 14

第14ステージ 次のステージへ

チッタデッラ>モンテ・ゾンコラン

205km
5月22日(土)午後6:20 - 深夜1:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:15 - 深夜1:35
J SPORTSオンデマンド限定
大会史上屈指の難峠モンテ・ゾンコラン

コースの特徴

第14ステージコースマップ

ミラノ到着を翌週末に控え、ついにアルプス舞台の難関山岳バトルに突入する。標高も勾配も難度が一気に上がり、マリア・ローザ争奪戦の激化も待ったなし。特にこの土曜日は、大会史上屈指の難峠モンテ・ゾンコランが、道の終わりに聳え立つ。

始まりは静かに。序盤約70kmは平地を黙々と突き進む。中盤も道は比較的おだやかだ。小さな4級峠を越えた後、じわじわと道は上り始めるが、いまだ平坦の範囲内。

200kmを超えるステージが激化するのは、残り3分の1に迫ってから。135km走った直後に、突如として2級フォルチェッラ・ディ・モンテ・レスト(登坂距離10.5km、平均勾配5.9%、最大12%)が立ちはだかる。昨大会第15ステージでも区間半ばで登場しているが、1年前とは逆向きに上って下りる。

モンテ・レストから下った先の、短い谷間で一息ついたら、いよいよ恐ろしき山に取り掛かる。やはりモンテ・ゾンコランも登坂ルートは、いつもと異なる。過去5回連続で使用されたオヴァロ側(10.1km、11.9%、22%)ではなく、2003年初回登場時と同じ、ストリオ側から攻める。

地獄の山道は全長14.1km。平均勾配は8.5%と、単純に数字だけ比較すればオヴァロ側より低い。ただしオヴァロ側が一定の急勾配を黙々と登るタイプなら、ストリオ側は初回覇者シモーニ曰く「階段状」。途中に緩やかなゾーンが挟み込まれ……その直後に一気に勾配は跳ね上がるのだ!

しかもラスト3kmは恐怖のクレシェンド。1km単位で11.2%(最大22)→13.1%(25)→14.7%(27)と、フィニッシュに近づけば近づくほど苦しみは増していく。ラスト1kmを切った後には、22%ゾーンが500mにも渡って続く。

text:宮本あさか


Difference in height
高低差図
第14ステージ高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
35km/h 37km/h 39km/h 35km/h 37km/h 39km/h
0km地点 スタート 11:40 11:40 11:40 18:40 18:40 18:40
76.9km地点 4級山岳 13:33 13:28 13:23 20:33 20:28 20:23
120.6km地点 中間SP 14:40 14:32 14:24 21:40 21:32 21:24
146.9km地点 2級山岳 15:37 15:24 15:13 22:37 22:24 22:13
186.3km地点 中間SP 16:35 16:19 16:06 23:35 23:19 23:06
205.0km地点 ゴール 17:34 17:13 16:54 00:34 00:13 23:54

一覧ページへ戻る

SHARE

  • Facebook
  • LINE
  • Twitter