ジロ・デ・イタリア2021

RULE
ルール

ジロがやってきた

ジロ・デ・イタリアのルール

総合タイム首位/マリア・ローザ

マリア・ローザ

各ステージ終了後、初日から当日までの総合タイムトップの選手が、総合首位として毎日表彰を受ける。
また全21ステージを通しての総計首位選手が、最終的にジロ・デ・イタリア総合優勝に輝く。
この総合リーダーに授与されるのが、1931年に誕生したマリア・ローザ。
主催新聞『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』の紙面のカラーにちなんだ、ピンク色のジャージだ。

ポイント賞/マリア・チクラミーノ

マリア・チクラミーノ

キング・オブ・スプリンターを決める賞。
各ステージ途中に設けられる2度の中間スプリントポイントと、フィニッシュに設けられるステージポイントを最も多く獲得した選手に与えられる。
このポイント賞リーダーに授与されるのが、「シクラメン色」のマイヨ・チクラミーノ。
1970年からスプリンターたちを讃えてきた同ジャージは、2010年から赤ジャージに変更されたが、2016年第100回大会に再び伝統色が復活した。

中間ポイント/個人タイムトライアルステージを除く各区間2回(上位8人)
12、8、6、5、4、3、2、1ポイント
ステージポイント
a/bステージ 50、35、25、18、14、12、10、8、7、6、5、4、3、2、1ポイント
cステージ 25、18、12、8、6、5、4、3、2、1ポイント
d/eステージ 15、12、9、7、6、5、4、3、2、1ポイント

※ステージカテゴリー
a=際立った難所のないステージ:2、5、7、13
b=軽度の難所のあるステージ:10、18
c=中度の難所のあるステージ:3、4、6、8、12、15
d=高度の難度のあるステージ:9、11、14、16、17、19、20
e=個人タイムトライアルステージ:1、21

山岳賞/マリア・アッズーラ

マリア・アッズーラ

山岳王を決定する賞。各峠の頂上に設定された山岳ポイントの合計で争われる。
各峠は4級から1級までの4段階に分けられ、さらに同大会で最も標高の高い山頂「チーマ・コッピ」でも得点が与えられる。
2021年大会のチーマ・コッピは、第16ステージのパッソ・ポルドイ標高2239m。
この山岳賞リーダーに授与されるのが、イタリア王国、ひいてはイタリアのシンボルカラーである「青」が基調のジャージだ。
かつてブルーといえば中間ポイント賞インテルジロのシンボルカラーで、山岳賞は長年グリーンのジャージだった。
2012年大会から、現行通り、マリア・アッズーラが山岳ジャージとなった。

山岳ポイント
チーマ・コッピ(上位9人) 50、30、20、14、10、6、4、2、1ポイント
1級(上位8人) 40、18、12、9、6、4、2、1ポイント
2級(上位6人) 18、8、6、4、2、1ポイント
3級(上位4人) 9、4、2、1ポイント
4級(上位3人) 3、2、1ポイント

新人賞/マリア・ビアンカ

マリア・ビアンカ

1996年1月1日より後に生まれた選手の中から、総合順位の最も高い選手に与えられる。
この新人賞リーダーに授与されるのが、純白のマリア・ビアンカだ。

中間スプリント賞/トラグアルディ・ヴォランティ

個人タイムトライアルを除く、各ステージに2回ずつ設定された中間ポイントの上位通過5人に10、6、3、2、1ポイントが与えられ、その総計で争われる。
かつては「インテルジロ賞」と呼ばれ、青いジャージが与えられたこともある伝統と格式ある賞だ。

大逃げ賞/プレミオ・フーガ

逃げ距離の合計で争う賞。10人以下の逃げにのみ適応され、5km以上逃げた時点から距離がカウントされる。
ジロならではのユニークさで、人気が高い。

敢闘賞/プレミオ・デッラ・コンバッティヴィータ

あらゆる分野で奮闘した選手を讃える賞。
フィニッシュライン上位通過6名6〜1pt、中間ポイント5名5〜1pt、チーマ・コッピ&1級山岳4名4〜1pt、2級山岳3名3〜1pt、3級山岳2名2〜1pt、4級山岳1名1ptで配分されたポイントの総計で争われる。
ツール・ド・フランスの敢闘賞のように審査員たちの主観により決まる賞ではなく、むしろかつてブエルタ・ア・エスパーニャに存在した複合賞に近い。

チーム総合順位/スーパー・チーム

各チームの各ステージ上位3選手のタイムを総計することで、チーム総合順位が決定される。

フェアプレー賞/プレミオ・フェアプレー

ルールに則ってフェアに闘ったチームを讃える賞。
警告1回あたり0.5pt、罰金10スイスフランあたり1pt、タイムペナルティ1秒あたり2pt、選手・チームカー降格100pt、失格1000pt、ドーピング陽性2000ptで計算し、合計得点の最も少ないチームに賞が与えられる。

ボーナスタイム

個人タイムトライアルステージを除く各ステージの、2度目の中間ポイントとフィニッシュ地点で、上位通過者3名にボーナスタイムが与えられる。

ボーナスタイム
中間ポイント(上位3人) 3、2、1秒
フィニッシュ(上位3人) 10、6、4秒

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