コースの特徴
イタリア自転車界の偉人たちに思いを馳せる1日。まずは毎年トスカーナ恒例「バルタリステージ」。57km地点でジロ3回・ツール2回優勝の英雄ジーノ・バルタリの生地を通過する。さらに1回目中間スプリント(83km地点)は、22年間イタリア代表監督を務め、6度の世界選制覇を成し遂げたアルフレド・マルティーニの故郷セスト・フィオレンティーノで繰り広げられる。
芸術の都のフィレンツェを横目で眺めつつ、先人に敬意を払ったら、ジロ一行は山岳地帯へと切り込んでいく。なにしろ開催委員会曰く「アペニン山脈のクイーンステージ」。今大会初の200km超えステージでもあり、やはり今大会初めて、累計獲得標高も3700mに達する。
道は大逃げ向き。全部で4つある峠は、2級2・3級2と難度的にはそれほど高くはない。ただし後半3峠はひたすら上り下りの連続で、下った先には一切の谷間も、一息つく暇もない。その後半3つは2017年大会第11ステージでも完全に同じ順番で使用され、当時は24人の大逃げ集団が区間勝利を争った。
フィニッシュ手前25kmで山が打ち止めだった4年前とは、最後の地形は異なる。今年は残り9.4km地点に最後の山が立ちはだかる。3級カマイオ峠は平均勾配こそ5.1%と高くはないが、実は途中3kmにも渡って、約10%台の難ゾーンも潜む。その後は短いダウンヒルのあと、フィニッシュまでは5kmだらだら続く平地だ。
text:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
35km/h | 37km/h | 39km/h | 35km/h | 37km/h | 39km/h | ||
0km地点 | スタート | 11:30 | 11:30 | 11:30 | 18:30 | 18:30 | 18:30 |
76.5km地点 | 中間SP | 13:21 | 13:16 | 13:11 | 20:21 | 20:16 | 20:11 |
85.0km地点 | 3級山岳 | 13:46 | 13:38 | 13:32 | 20:46 | 20:38 | 20:32 |
132.6km地点 | 2級山岳 | 15:18 | 15:04 | 14:52 | 22:18 | 22:04 | 21:52 |
163.9km地点 | 2級山岳 | 16:20 | 16:02 | 15:46 | 23:20 | 23:02 | 22:46 |
190.9km地点 | 中間SP | 16:55 | 16:36 | 16:19 | 23:55 | 23:36 | 23:19 |
202.0km地点 | 3級山岳 | 17:23 | 17:01 | 16:43 | 00:23 | 00:01 | 23:43 |
212.0km地点 | ゴール | 17:36 | 17:14 | 16:54 | 00:36 | 00:14 | 23:54 |