コースの特徴
すでに10日間も走り続けてきたプロトンにとって、翌日は嬉しい大会1回目の休息日。むしろ総合争いの選手にとっては、早くも休息日に片足突っ込んだ感覚かもしれない。なにしろ個人タイムトライアル区間を除く最短距離(139km)で、平地での集団スプリントフィニッシュが予想されている。
2009年に大地震の犠牲となり、「復興支援」のため翌年から定期的にジロ一行が訪れてきたラクイラから、短い1日は走り出す。行く手に小さなアップダウンと4級峠が1つ待ち受けるものの、スプリンターたちを突き落とすほどの破壊力はなさそうだ。2014年ジロ第7ステージでは前半により起伏が多く、より距離は長く(211km)、しかし最終85kmだけは完全に同じルートをたどり、約150人の集団フィニッシュで締めくくられた。勝ったのはブアニだった。
没後700周年を迎えたダンテ・アリギエーリの代表作、『神曲』が初めて印刷製本されたフォリーニョへ向かって、スプリンターたちは必死に突っ走るはずだ。このチャンスを逃したら、山の割合がどんどん増えていき、残すスプリント機会は2回だけ。マリア・チクラミーノ争いは早くも佳境を迎える。
text:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
40km/h | 42km/h | 44km/h | 40km/h | 42km/h | 44km/h | ||
0km地点 | スタート | 13:55 | 13:55 | 13:55 | 20:55 | 20:55 | 20:55 |
46.9km地点 | 中間SP | 15:02 | 14:59 | 14:56 | 22:02 | 21:59 | 21:56 |
100.3km地点 | 4級山岳 | 16:33 | 16:25 | 16:17 | 23:33 | 23:25 | 23:17 |
121.2km地点 | 中間SP | 17:00 | 16:51 | 16:42 | 00:00 | 23:51 | 23:42 |
139.0km地点 | ゴール | 17:24 | 17:14 | 17:04 | 00:24 | 00:14 | 00:04 |