コースの特徴
大会初の山頂フィニッシュと、週末の山頂2連戦に挟まれた平地ステージ。コース上にちょっとした起伏は登場するものの、なにか異変さえ起こらなければ、勝利の女神はスプリンターに微笑むだろう。
一日の大半は5月の美しきアドリア海を堪能できる。序盤に一旦は内陸部に切り込み、この日唯一の山岳、4級キエティを含むいくつかの起伏を越える。ちなみに2020年ジロ第10ステージでも同峠がが登場し、同区間はペテル・サガンが独走勝利を飾った。ただ昨大会はステージ後半にこれでもかと小さな起伏が詰め込まれていたのに対して、このステージは残り約70km地点で再び海岸道路へと戻ったら、その後はフィニッシュまで難しい地形は一切登場しない。
むしろ最も警戒すべきはラスト2km。ジロを迎えるのは10年ぶり、ジロの区間フィニッシュを迎えるのは15年ぶり……というテルモリの町中には、いくつものカーブが潜み、道幅は必ずしも広くはなく、しかもラスト1.7kmでガツンと12%の急坂を上った後も、延々と上り基調なのだ。つまり「上れる」スプリンターでなければならないし、もしかしたら完全無欠な「大集団」スプリントにはならないかもしれない。
text:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
41km/h | 43km/h | 45km/h | 41km/h | 43km/h | 45km/h | ||
0km地点 | スタート | 13:00 | 13:00 | 13:00 | 20:00 | 20:00 | 20:00 |
62.3km地点 | 4級山岳 | 14:37 | 14:32 | 14:27 | 21:37 | 21:32 | 21:27 |
93.1km地点 | 中間SP | 15:21 | 15:14 | 15:08 | 22:21 | 22:14 | 22:08 |
125.5km地点 | 中間SP | 16:06 | 15:57 | 15:49 | 23:06 | 22:57 | 22:49 |
181.0km地点 | ゴール | 17:25 | 17:13 | 17:01 | 00:25 | 00:13 | 00:01 |