ジロ・デ・イタリア2024

STAGE 16

第16ステージ

リヴィーニョ>サンタ・クリスティーナ・ヴァルガルデナ

206 km
5月21日(火)午後6:05 - 深夜1:20
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:05 - 深夜2:20
J SPORTSオンデマンド限定
今大会最高標高2489m地点・ジョーゴ・ディ・サンタ・マリア

コースの特徴

コースマップ

2回目の休息日を終え、ローマ到着まで残すは6日間。2024年ジロのマリア・ローザ争いはクライマックスを迎え、2日連続の難関山頂フィニッシュで、山岳賞の青いジャージを巡る戦いもいよいよラストスパートに入る。

高地合宿のメッカ、リヴィーニョで静養したプロトンは、スタート直後にさらなる高地を目指す。まずは2日前に勝負を争った2つの峠を逆走し、標高2000mを2度越える。一旦そこから山を下りたら、改めて大きな上りへアタック。それこそパッソ・デッロ・ステルヴィオであり、19.6kmも上り続けた果てに今大会最高標高2758m地点、いわゆる「チーマ・コッピ」に到達する。

標高との戦いはステージ前半4分の1で終了し、続けて気が遠くなるほど長いダウンヒルとの戦いに切り替わる。25kmの急降下に、その先70kmも続く緩やかな下り基調。つまり全長202kmのコースの、約半分近くは下っていることになる。

伝統的な勝負地ドロミテ山塊

もちろん獲得標高4350mは伊達ではない。ラスト50kmで道は再び上りに転じる。ジロの伝統的な勝負地ドロミテ山塊に分け入り、ピュアクライマーたちが、まるで水を得た魚のように活気付く。

1級山岳パッソ・ディ・ピネイの山道は、今大会最長の23.3kmを誇る。平均勾配が4.7%と抑えめな訳は、中盤になだらかな道が続くから。序盤7.5kmと終盤6kmだけを見れば、平均勾配は7%を超える。そこからわずか5kmほどの短い下りを経て、最後は2級山岳サンタ・クリスティーナ・ヴァルガルデナへ。なんともドロミテらしい、尖った巨石をはるか山頂に掲げ持つ山は、上り距離こそ6.5kmを短く、平均勾配もやはり6.1%と平凡だが、終盤2km……つまりフィニッシュ手前2kmだけを見れば11.8%の壁なのだ!

text:宮本あさか


※ステルヴィオ峠は雪崩の恐れがあるため回避、ステージの長さは206kmに変更、チーマ・コッピ峠は、現在では標高2489メートルのジョーゴ・ディ・サンタ・マリア峠/ウンブレイル峠へ変更となりました。


※当日の荒天のため前半部分はカット、残り距離118.4kmラースをスタート位置に変更しました。



MAP



関連観光スポット


ユネスコ世界遺産・ドロミテから一望する山岳景観


ドロミテ

ドロミテ

16日目のゴール地点となるサンタ・クリスティーナ・ヴァルガルデナは、東アルプス山脈の一部である『ドロミテ』に属する地域。『ドロミテ』は、その風光明媚な美しさと地質学的および地形学的重要性により、2009年にユネスコ自然遺産に登録された。
世界遺産に登録された9地域には、最高峰のマルモラーダ山をはじめ、3,000mを超える山が18峰ある。多くのハイキング、トレッキングコースが整備されているため、初心者でも気軽に壮大な景観を満喫できる。


MAP



Difference in height
高低差図※変更前
高低差図
Difference in height
高低差図※変更後
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細 詳細

詳細 詳細
Time schedule
タイムスケジュール
ポイント 残り距離 現地時間 日本時間
38 km/h 36 km/h 34 km/h 38 km/h 36 km/h 34 km/h
オフィシャル
スタート
206.0 km 11:30 11:30 11:30 18:30 18:30 18:30
チーマ・コッピ 155.8 km 13:07 13:14 13:24 20:07 20:14 20:24
中間SP 44.6 km 15:27 15:41 15:57 22:27 22:41 22:57
インテルジロ 28.3 km 16:01 16:18 16:37 23:01 23:18 23:37
中間SP 21.2 km 16:11 16:28 16:49 23:11 23:28 23:49
1級山岳 12.0 km 16:30 16:48 17:10 23:30 23:48 00:10
2級山岳
フィニッシュ
0.0 km 16:53 17:14 17:38 23:53 00:14 00:38

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