チーム ジェイコ・アルウラー チーム詳細

ジェイコ・アルウラーTeam Jayco AlUla

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- Jayco(キャンピングカー製造会社)、AlUla(サウジアラビアの都市)
- チーム
Webサイト - greenedgecycling.com
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(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
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- 2024・2023・2022・2021・2020・2019
2012年に南半球のオーストラリアを拠点として結成されたチーム。キャンピングカーのジェイコがメインスポンサー、サウジアラビアのオアシス都市アルウラーがサブ。そのためシーズン序盤のステージレース、アルウラーツアー参戦は欠かせない。
2025シーズンはチームジャージも態勢も一新。その特徴は3本立てだ。これまでのチームの顔がいなくなった。主力選手が堅実な実績を上積みする。そして新たなエースがやってきた、ということに尽きる。
チーム唯一のオールラウンダーであったサイモン・イェーツ(英国)がチーム ヴィスマ・リースアバイクに引き抜かれた。スプリントでチーム随一の勝ち星を上げてきたカレブ・ユアン(オーストラリア)は契約を破棄してイネオス・グレナディアーズに行ってしまった。
それでも中核的選手は健在。マイケル・マシューズ(オーストラリア)は2017年のツール・ド・フランスでポイント賞を獲得。近年はスプリント力だけでなく逃げに乗って勝利を目指す戦術も。シーズンを通して活躍し、秋深まる北米のレースではグランプリ・シクリスト・ド・ケベック3勝、同モンレアル1勝。ルーク・プラップはオーストラリアを代表するロード選手。ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)はツール・ド・フランス通算6勝。同じスプリンターのユアンがいなくなったので、優勝を狙って走りやすくなったかも。
新戦力は2024世界選手権2位、ブエルタ・ア・エスパーニャではあわやの総合優勝かと思えた急成長株ベン・オコーナーだ。フランスのデカトロン・AG2Rラモンディアルを離れて地元オーストラリアチームに加わった。母国チームに所属するのは実は初めて。ツール・ド・フランスでは2021年にステージ1勝しているが、山岳に強い大型オールラウンダーとしてパリ・シャンゼリゼの表彰台を狙っていく。
マウンテンバイクチームのキャノンデールファクトリーからやってきたアラン・ハザリー(南アフリカ)は現マウンテンバイク・クロスカントリーオリンピックの世界チャンピオン。今季からロードに本格参戦する。
text:山口和幸