コフィディス チーム詳細
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- 2023・2022・2021・2020
単独スポンサーとして最長の28年という実績があるフランスの伝統チーム。ゼネラルマネージャーは元プロ選手で大会運営なども手がけてきたフランスのセドリック・バスール。女子チームも所有し、フランス語を巧みに操る水谷壮宏氏が監督を務める。
2023年はヴィクトル・ラフェ(フランス)がツール・ド・フランスでチームに15年ぶりとなる勝利をもたらした。さらにスペインの仕事人ヨン・イサギレが大会2勝目を挙げたからチームとしては大満足のレースとなった。そのラフェは2024年にデカトロン・アージェードゥーゼールラモンディアルに引き抜かれて不在。代わりにイサギレ兄のゴルカがモビスターからやってきた。どちらもグランツールでのステージ優勝経験があり、頼もしい存在になる。
ツール・ド・フランスの常連であるギヨーム・マルタン(フランス)は山岳スペシャリスト。2020年にブエルタ・ア・エスパーニャで山岳賞を獲得。2021ツール・ド・フランス総合8位。2021ブエルタ・ア・エスパーニャ総合9位。タイムトライアルでの記録が伸びず、総合成績では苦戦する。その一方、哲学博士であり、著書執筆など多彩な才能を発揮する。
アクセル・ジングレ(フランス)はフランスのワンデーレースでの実績があり、2023年はツール・ド・フランスのレギュラー入りを果たした。トマ・シャンピオンは2022ブエルタ・ア・エスパーニャに続き、2023・2024年とジロ・デ・イタリアを経験。山岳が得意な大型レーサーで、総合成績の上位を狙うタイプ。
2024年はバンジャマン・トマ(フランス)がジロ・デ・イタリア第5ステージで初優勝した。トラック競技ではオムニアム、マディソン、ポイントレースで世界チャンピオンになった肩書を有する。ベテランスプリンターのブライアン・コカール(フランス)、ブエルタ・ア・エスパーニャ区間3勝のヘスス・エラダも健在。
text:山口和幸