チーム アルケア・サムシック チーム詳細
チーム アルケア・サムシックTeam Arkéa Samsic
- スポンサー
- Arkéa(協同組合銀行グループ)、Samsic(企業向けサービス提供会社)
- チーム
Webサイト - team-arkea-samsic.fr
- @Arkea_Samsic
- arkeasamsic
- Equipe Arkéa Samsic
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
使用バイク:BIANCHI OLTRE RC/BIANCHI SPECIALISSIMA
BIANCHI OLTRE RC/BIANCHI SPECIALISSIMA
BIANCHI OLTRE RC/BIANCHI SPECIALISSIMA
ビアンキ・オルトレRC/ビアンキ・スペシャリッシマ
●Bikes: Bianchi●Groupset: Shimano
●Wheels: Shimano/Vision
●Tires: Continental
●Saddles: Selle Italia
●Finishing kit: Vision/FSA
●Clothing: Ekoi
●オルトレRC
完成車価格/ 200万2000円(デュラエースDi2搭載)
●スペシャリッシマ
完成車価格/ 162万8000円(アルテグラDi2搭載)
※現在は情報が異なる場合がございます。
※掲載価格はプロチームが使うモデルと同等もしくは近似グレードのものです。
2022年:12勝、UCIランキング13位
2005年にコンチネンタルチームとして誕生してから18年目。つまりアスタナやトレックよりも古参のチームが……ついに今季2023年、嬉しいワールドチームの仲間入りを果たした!
フランス北西部のブルターニュ地方に深く根を張る。創設からの7年間で、所属した外国選手はたったの2人。しかもコンチ時代には、同じブルターニュ仲間アグリチュベルのツール・ド・フランス初出場に際し、喜んで「選手貸し出し」を行ったほど、地元愛は強い。そのアグリチュベルを長年率いてきたエマニュル・ユベールが、2014年以降は、現チームのゼネラルマネージャーを務めている。また決して仲が良かったとは言えないB&Bホテルズが消滅したことで、唯一のブルターニュ籍プロフェッショナルチームとして、今季のジャージの袖にはブルターニュ特有の文様トリスケル(3つの渦巻の組み合わせ)が誇らしげに施された。
世界に大きく扉を開いたのは、ようやく2013年から。一気に3人の外国選手を受け入れ……翌年にはツール・ド・フランス初出場も果たした。今やチームの3分の1が外国選手。しかも2019年にグランツール区間22勝のアンドレ・グライペルを獲得したこともある。さらに翌2020年には、グランツール総合2勝ナイロ・キンタナとその仲間たちを、まとめて引き入れた。残念ながら前者は1年限りで離脱し、後者は昨ツールで総合6位の好成績を残すも、UCI指定の禁止薬物陽性で失格。チームとの関係も昨季末限りで打ち切った。結局のところ、今年もチームのエース兼シンボルは、あくまでブルターニュっ子ワレン・バルギルだったりするのだ。
ワールドチーム昇格に伴って、レースの場もいよいよ国際化。チーム史上初めてダウンアンダーからシーズンを走り出し、初めてのジロと、初めてのブエルタへ乗り込む。もちろん本質を決して見失うこともなく、やっぱり、地元フランスのツール・ド・フランスを最重要目標に定める。トップレベルのチームとして、創設以来初めての区間勝利を絶対につかみとらねばならない。
text:宮本あさか