クレモン・シャンプッサン
Team Arkéa Samsic

クレマン・シャンプッサンClément CHAMPOUSSIN

PROFILE
- チーム
- チーム アルケア・サムシック
- 生年月日
- 1998年5月29日
- 身長/体重
- 180cm/61kg
- 国籍
- フランス
- Strava
- clément champoussin
- @clemchampou
- Clément Champoussin
- 【Past results】
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間1勝
- 2020年:ツール・ド・ルクセンブルク総合8位
- 2021年:フォーン=アルデシュ・クラシック2位、トロフェオ・ライグエーリア4位、ツール・ド・ラン総合6位
- 2022年:フォーン=アルデシュ・クラシック6位
前所属先は「横からさらい取られた」とひどく悔しがっているそうだ。一方の本人は「移籍に後悔なし」と大満足。なにしろ現チームには、「クライマーであり、パンチャーであり、ダウンヒラー」との絶賛と共に、未来の総合エース候補として迎え入れられた。
Ag2rが窮屈になったのは、どうやら、ひたすらグランツール総合順位だけにこだわる地道な走りを求められたから。かといって「いまだ成熟度に欠ける」との評価が下され、ツールには一度も連れて行ってもらえなかった。GMによれば長い目で見てじっくりと教育を施している最中だったらしいが……。アルケアだってもちろん「将来的にはツールの総合争いをさせる」そうだし、そもそも現GMは「自らのポテンシャルに対する自覚が決定的に足りない」とも断言する。ただし今チームでは「まずは区間ありき」の走りが認められる。しかも真のチャンピオンへの成長を促すために、「ツールの出場権は自分で勝ち取れ!」と、チーム内の競争による「刺激」と「発奮」という手法を選んだのだとか。
チームも本人も、今年2023年はあくまで準備のシーズンととらえている。まずはエースとしての走り方に慣れていく必要がある。3週間安定して戦い抜く体力を備えるために、本人としては年間走行距離を増やすつもり。マウンテンバイク出身者としてタイムトライアルも決して苦手ではなく、だからこそチームとしては同分野でのいっそうの向上にも力を注ぐ。
そしてキャリアの本番は、2024年以降にやってくる。チームの成長計画によれば、26歳の夏には、成熟したエースとしてツール総合争いに加わっている。
text:宮本あさか