アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ チーム詳細
アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオIntermarché - Wanty - Gobert Matériaux
- スポンサー
- Intermarché(スーパーマーケット)、Wanty(土木建築業)
- チーム
Webサイト - http://intermarche-wantygobert.eu/
- @IntermarcheWG
- intermarchewg
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
使用バイク:CUBE LITENING C:68X
CUBE LITENING C:68X
CUBE LITENING C:68X
キューブ・ライトニングC:68X
●ライトニングC:68
価格:148万2800円(デュラエースDi2搭載完成車)
モットーは地に足をつけ、着実に一歩ずつ成長すること。アマチュアクラブ時代を含めると49年目。現行のチーム体制に移行して14年目で、プロ化して12年目。3年連続欧州ツアー首位に立ち、ツールにも3年連続で出場し、満を持して昨季ワールドチームに昇格した。チーム史上初めてのジロでは区間勝利を、チーム史上初めてのブエルタでは、区間勝利と総合リーダージャージ9日間を満喫した。2022年シーズンには、「もう少しだけ大きな夢を見る」。そのため補強に力を入れ、人員を3分の1入れ替えた。
★2022年の目標
小さなレースは確実に勝利を。クラシックは表彰台を。モニュメントは最終盤まで勝負に絡む走りを。平地ではアレクサンダー・クリストフ、ビニヤム・ギルマイ、ヘルベン・タイッセンのために列車を組むが、それ以外の地形は、これまでと変わらぬアグレッシブな走りを求める。
★グランツール
去年のジロやブエルタで成し遂げたことを、ツールで再現したいと熱望する。特に序盤1週間のスプリント、逃げ、石畳……を利用し、区間勝利とマイヨ・ジョーヌを手に入れたい。すでに初日勝利でジャージ経験のあるクリストフに責任が課される。またギルマイはジロで、タイッセンはブエルタで、スプリント勝利に挑む。ヤン・ヒルトやルイス・メインチェス、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォには、チーム初のグランツール総合トップ10入りも期待する。
★クラシック
チームが抱く「大きな夢」の正体とは、ビッグクラシックで輝くこと。2016年にアムステル優勝経験はあるものの、それ以外は表彰台乗りさえ1度もない。だからこそ、かつてミラノ〜サンレモとツール・デ・フランドルを制した経験のあるクリストフを迎え入れ、強力なクラシック班を築き上げた。しかも最終発射台に「ちょっとしたアップダウンコース用=アンドレア・パスクアロン」と「平坦・悪路用=アドリアン・プティ」の2人を用意し、様々な地形で勝負に挑むつもり。
★その他
ゼネラルマネージャーのジャンフランソワ・ブルラールが、クリストフを選んだ理由は極めてストレート。「大きなモニュメントレースで注目選手に名前を上げられ、レース前に取材がたくさん来るから」と、ずばり広告効果を期待しているのだ。かつてはチームマネージャー職と大企業販売マネージャー職を兼任していたというやり手のブルラール氏、現在は約70もの地元企業を巻き込んだビジネスクラブも主催している。
text:宮本あさか