イスラエル・プレミアテック チーム詳細
イスラエル・プレミアテックIsrael - Premier Tech
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- Premier Tech(農業・園芸関連企業)
- チーム
Webサイト - https://israelpremiertech.com/
- @IsraelPremTech
- israelpremiertech
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
使用バイク:FACTOR OSTRO VAM
FACTOR OSTRO VAM
FACTOR OSTRO VAM
ファクター・オストロヴァム
●オストロヴァム
価格:64万9000円(フレームセット)
2014年チーム創設時の方針は、国の自転車界を盛り上げ、国そのものをも盛り立てること。「イスラエル人のツール出場」の夢は2年前に叶え、昨季は所属イスラエル選手が、史上初めて国際レースで勝利をもぎ取った。2017年プロ化後の方針は、インターナショナルなチーム作り。ワールドツアー昇格3年目の今シーズンも、世界15カ国から選手が集う。ただし今季は「カナダ」の存在が強まった。カナダ生まれのイスラエル人シルヴァン・アダムが共同オーナーを務めるチームに、カナダ企業のプレミアテックが合流したからだ。おかげでワールドツアー所属のカナダ選手6人中5人が同チームに集結し、イスラエル選手4人を超えるチームの最大勢力となった。
★2022年の目標
毎年着実に成長すること。ワールドツアー1年目は10勝、2年目は17勝と順調に勝利数を伸ばした。また1年目はグランツール区間2勝で、2年目はジロで総合リーダージャージを2日間保守。今シーズンはずばり20勝超えを目指す。
★グランツール
将来的に総合優勝を狙えるチームへ成長するための、段階を踏んでいる最中。だからこそ現役最多グランツール総合7勝を誇るクリストファー・フルームと共に、ツールに乗り込むことをこだわる。またマイケル・ウッズ、セップ・ファンマルク、新加入ヤコブ・フルサンもツール組に選ばれた。一方のジロはポイント賞2回のジャコモ・ニッツォーロのために、スプリント列車を連れて行く。
★クラシック
最も可能性を感じているのが起伏系。昨季末で引退したリエージュ&ロンバルディア覇者ダン・マーティンと入れ替わるように、同じくリエージュ&ロンバルディア勝者フルサンが入団した。リエージュ2位、フレーシュ・ワロンヌ3位のウッズに、ブラバンツペイル覇者ベン・ヘルマンスとの起伏ワンデートリオで、チーム史上初のワールドツアークラシックを獲りに行く。平地系はファンマルクの永遠のトライが成功するか。
★その他
チームの平均年齢は、ワールドツアー最年長の30歳。次に年長のアンテルマルシェとは1.5歳差、最年少DSMとは5.6歳差と、ぶっちぎりのベテラン集団だ。全所属31人中18人が30歳以上で、35歳以上も8人存在する。今シーズンの新加入メンバーも21歳ネオプロのストロングを除けば、全員が31歳以上!ただチームの根幹である育成部門イスラエル・サイクリングアカデミーは変わらず運営しているし、新スポンサー・プレミアテックの先導で、別のU23育成チームも立ち上げた。さらには仏アマチュアチームとの提携も発表。近いうちに若いチームへと生まれ変わるのかもしれない。
text:宮本あさか