ビニヤム・ギルマイ
Intermarchér - Wanty - Gobert Matériaux
ビニヤム・ギルマイBiniam GHIRMAY HAILU
PROFILE
- チーム
- アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ
- 生年月日
- 2000年4月2日
- 身長/体重
- 184cm/70kg
- 国籍
- エリトリア
- Strava
- @GrmayeBiniam
- biniam_girmaye_hailu_
- 【Past results】
- 2019年:ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴ区間優勝、ツアー・オブ・ルワンダ区間優勝
- 2020年:ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴ ポイント賞、ツール・デュ・ドゥー2位、ジロ・デッラ・トスカーナ4位
- 2021年:クラシック・グラン・ブザンソン・ドゥー優勝、ツール・デュ・ドゥー2位
- 2022年:チャレンジ・シクリスタ・マヨルカ(トロフェオ・アルクディア)優勝、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝
歴史を作っている。18歳の時には、2000年以降に生まれた選手として、真っ先にプロ勝利を上げた(つまりレムコ・エヴェネプールよりも早く)。昨秋のベルギーで、アフリカの黒人として史上初めて、世界選表彰台に上がった(U23ロード2位)。そしてこの春、ヘント~ウェヴェルヘムで、アフリカ人として史上初めてUCIワールドツアー登録のクラシックレースを制した。たったの21歳で。
標高2400mの高地で生まれ育った。13歳でマウンテンバイクを始め、15歳でロードに転向。ジュニア時代に大陸選手権で3つの金メダルを手にすると、UCI国際自転車競技連合から大急ぎでスイスのワールドサイクリングセンターへ連れて行かれた。プロ初勝利後にオファーをくれたのは、仏籍の小さな2チームだけだったけれど、静かな環境で経験を積めた。
新たな歴史は5月に作るつもり。生まれて初めてのグランツールで、区間勝利を手に入れたい。さらにはツール区間やモニュメントの制覇も夢を見る。なにより国の若者の模範となりたいし、たくさんのアフリカ選手に後に続いて欲しいと語る。つまり21歳の若さで、国や大陸の歴史を背負って立つ覚悟は出来ている。
text:宮本あさか 写真:© cyclingmedia_agency