ローハン・デニス

Jumbo-Visma

ローハン・デニスRohan DENNIS

PROFILE

チーム: ユンボ・ヴィスマ
生年月日: 1990年5月28日
身長/体重: 182cm／72kg
国籍: オーストラリア
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【Past results】
ジロ・デ・イタリア：区間1勝
ツール・ド・フランス：区間1勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ：区間通算2勝
2014年：世界選手権チームタイムトライアル優勝
2015年：ツアー・ダウンアンダー総合優勝＆ヤングライダー賞、世界選手権チームタイムトライアル優勝
2016年：国内選手権個人タイムトライアル優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア総合2位、ツアー・オブ・ブリテン総合2位、エネコ・ツアー区間優勝
2017年：国内選手権個人タイムトライアル優勝、ティレーノ～アドリアティコ総合2位、ツール・ラ・プロヴァンス総合優勝＆ポイント賞、ツアー・オブ・ジ・アルプス区間優勝、ツール・ド・スイス区間優勝
2018年：国内選手権個人タイムトライアル優勝、アブダビ・ツアー区間優勝、ティレーノ〜アドリアティコ区間優勝、世界選手権個人タイムトライアル優勝
2019年：ツール・ド・スイス総合2位、世界選手権個人タイムトライアル優勝
2021年：ボルタ・ア・カタルーニャ区間優勝、ツール・ド・ロマンディ区間優勝、東京オリンピック個人タイムトライアル銅メダル、ツアー・オブ・ブリテン区間優勝
2022年：国内選手権個人タイムトライアル優勝

強くなりたい、というアスリートとしての本能に、きっと正直なだけなのだろう。2014年のシーズン中にチームを変わったのは、かつて世話になった監督の下で、もっと選手として成長したいと願ったから。2019年ツール中にいきなり帰宅し、その2ヶ月後にチームを離れたのも、可能な限り最高の条件でタイムトライアルに臨むため。直後にロゴを隠したTTバイクに乗って、2年連続個人TT世界王者に輝いた。

今季チームを移ったのもまた、最先端のチームで走るため。長年グランツールで最強を誇り、数多くの革命的な手法を自転車界にもたらしてきたイネオスが、実は近年はユンボの「コピー」をしている……と気がついたという。だったら「オリジナル」の方で走りたい、そう思うのは至極当然なこと。

おかげで最強へまた一歩近づいた。世界最大のレースで、最高の勝利を演出できることにも興奮する。2020年ジロでテイオ・ゲイガンハートのマリア・ローザ獲りに貢献したように、2022年ツールでは、ユンボに黄色いジャージをもたらすつもりだ。

text：宮本あさか