ワウト・プールス

BAHRAIN VICTORIOUS
オランダ

ワウト・プールスWout POELS

ワウト・プールス
PROFILE
チーム
バーレーン・ヴィクトリアス
生年月日
1987年10月1日
身長/体重
183cm/66kg
国籍
オランダ
twitter
@WoutPoels
Instagram
wout.poels
  • Past results:
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ:2020年総合6位
  • 2015年ツアー・オブ・ブリテン総合2位
  • 2016年ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ総合優勝、フレッシュ・ワロンヌ4位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝
  • 2017年ツール・ド・ポローニュ総合3位
  • 2018年ブエルタ・ア・アンダルシア区間優勝、パリ〜ニース区間優勝、ツアー・オブ・ブリテン区間優勝
  • 2019年ツアー・ダウンアンダー総合3位、クリテリウム・デュ・ドーフィネ区間優勝

自分の力をもっと試してみたい。そんな思いでバーレーンジャージに着替えた2020年を、グランツール自己最高タイのブエルタ総合6位で締めくくった。ツール初日に落車し、肋骨骨折と肺挫傷で3週間苦しみ抜いたが、スペインでの好走が「次のシーズンへ向け背中を押してくれた」と確信する。


スカイ→イネオスで過ごした5年間は、ひたすらエースのためだけに忠実に働いてきた。しかも5年で7回のグランツールに出場し、うち6回で自前リーダーが総合優勝を果たしている(フルーム4回、トーマス1回、ベルナル1回)。その間に自らはエースたちが決して成し遂げられなかったこと……つまりリエージュでモニュメント勝利も手に入れたし、決して英国チームの居心地は悪くはなかったそうだけれど、今は新しい挑戦を満喫している。


現チーム内での役割は比較的ぼんやりとしたもので、①ランダがいる場合は補佐役、②ランダがいない場合は自らがエース、➂ランダがいても自由。6月末まではほぼ②の一択で、唯一ツールだけが①を託される。ただそのツールでも、状況次第では➂も与えられるらしいのが、英国チームとの大きな違いだ。つまり今年こそは念願のツール区間勝利を探しにいくつもりだし、総合上位入りだって状況次第ではあると信じる。

text:宮本あさか 写真:©Bettiniphoto