ペリョ・ビルバオ
BAHRAIN VICTORIOUS
ペリョ・ビルバオPello BILBAO
PROFILE
- チーム
- バーレーン・ヴィクトリアス
- 生年月日
- 1990年2月25日
- 身長/体重
- 174cm/60kg
- 国籍
- スペイン
- @PelloBilbao1990
- pello.bilbao
- Past results:
- ジロ・デ・イタリア:区間通算2勝
- 2015年ブエルタ・ア・アンダルシア山岳賞、ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン ポイント賞、ツアー・オブ・ターキー区間優勝
- 2016年ツアー・オブ・ターキー区間優勝
- 2018年ツアー・オブ・ジ・アルプス区間優勝、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ区間優勝
- 2019年ブエルタ・ア・ムルシア区間優勝
- 2020年国内選手権個人タイムトライアル優勝
2つの目標を両立させたい。1つはランダのグランツール総合優勝の野望を手助けすること。バスク出身の2人は、生まれ年こそ違えど2ヶ月しか誕生日は離れていない。自ずと少年時代からライバルであり、同じ年に入団したエウスカルテル時代は良きチームメートだった。現チーム合流は「よく知る仲間のために働きたい」と考えたからだし、その友を昨ツールでは総合4位に導いた。
そもそもバーレーン入りに向けて背中を押したのは、ランダからの「君自身にもさらにチャンスが巡ってくるよ」という言葉だった。つまり2つ目は、自らの成績を追い求めること。3年前のジロでは「トップ10入りできることを証明するため」に走り、総合6位に食い込んだ。2年前のイタリア一周は「総合より区間が欲しい」と考え、鮮やかに2勝を手にした。そして昨ジロは「自分がどこまで行けるか思いっきり試してみよう」とノープレッシャーで乗り込み、自己最高の総合5位。
今年はジロとツールをランダと共に走る。本音では大好きなジロで「リーダーを任せて欲しい」と漏らしつつ、「今ジロはランダ向きかも」とも考える。ならば現役スペインTT王者として、独走距離の長いツールに照準を合わせるまで。昨季ツール→2週間→ジロの連戦の経験から、ハイレベルなダブルツールを成し遂げる体力を備えていることは、自分でも十分に分かっている。
text:宮本あさか 写真:©Bettiniphoto