ダニエル・マーティン
ISRAEL START-UP NATION
ダニエル・マーティンDaniel MARTIN
PROFILE
- チーム
- イスラエル・スタートアップネイション
- 生年月日
- 1986年8月20日
- 身長/体重
- 176cm/63kg
- 国籍
- アイルランド
- @DanMartin86
- danmartin86
- Past results:
- ジロ・デ・イタリア:区間1勝
- ツール・ド・フランス:2016年総合9位、2017年総合6位、2018年総合敢闘賞、区間通算2勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:2014年総合7位、2020年総合4位、区間通算2勝
- 2008年国内選手権ロード優勝
- 2010年ツール・ド・ポローニュ総合優勝、ジャパンカップ優勝
- 2013年リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝、ボルタ・ア・カタルニャ総合優勝、ツアー・オブ・北京総合2位
- 2014年イル・ロンバルディア優勝、フレッシュ・ワロンヌ2位
- 2016年クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ総合3位
- 2017年パリ~ニース総合3位、フレッシュ・ワロンヌ2位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2位
- 2019年イツリア・バスク・カントリー総合2位
人生最高の調子に達したと感じているし、今のチームはすごく気に入っている。グランツールではフルームと、クラシックではウッズと共闘体制を組むことに、戸惑いは一切ない。「互いの知恵を分かち合い」、チーム全員でもっと強くなれるというアイディアに、むしろワクワクしているらしい。
ワクワクしているのは、昨ブエルタでグランツール自己最高の総合4位に滑り込めたことも理由のひとつ。34歳にして、いまだ成長の余地があることを実感できた。今年はジロに全力投球。3大ツールの中で唯一区間を勝ったことがないし、総合ひと桁台にも入ったことがない。なにより前回参戦時の嫌な記憶(2014年大会、初日チームTTの落車骨折によるリタイア)を、引退前に楽しい思い出で上書きしたいのだ。
やはり(今季末ではないいつか)引退する前に絶対に勝っておきたいのが、フレーシュ・ワロンヌ。自らがすでに手にした2つのモニュメント、リエージュやロンバルディアを再び勝てたらもちろん嬉しいが、それ以上に「美しく、そして厳しい」ユイの壁をどうしても攻略したい。過去12回の参戦で表彰台3回+6位以内3回。しかも史上最多5勝を誇るバルベルデの「引退前」に、直接対決で破って勝ちたいのだという。すると残されたチャンスは今年1回限りだ!
text:宮本あさか