セントルイス・カージナルス(ナショナルリーグ中地区) チーム紹介

セントルイス・カージナルス

TEAM INFORMATION

基本情報

創設
1882年
監督
オリバー・マーモル
スタジアム
ブッシュ・スタジアム(2006年開場)
収容人員
4万4383人
優勝回数
ワールドシリーズ優勝11回
リーグ優勝19回
地区優勝15回
在籍中の日本人選手
ラーズ・ヌートバー
過去在籍した日本人選手
田口壮
過去5年間の順位
2023年
中地区5位
2022年
中地区優勝 ワイルドカード敗退
2021年
中地区2位 ワイルドカード敗退
2020年
中地区2位 ワイルドカード敗退
2019年
中地区優勝 リーグ優勝決定シリーズ敗退

1882年の創設で、かつて存在したプロ野球リーグであるアメリカン・アソシエーションの創立メンバー。ワールドシリーズ制覇11回は、MLB全体ではヤンキースに次いで2番目に多く、ナ・リーグでは最多を誇る。


当初の名称はセントルイス・ブラウンストッキングスで、1883年にブラウンズと改名したのち、アメリカン・アソシエーションの解体に伴い、1892年よりナショナル・リーグに加入。


1899年のみ、球団名をパーフェクトズとし、1900年にカージナルスとして現在に至る。現在のチーム名はユニフォームやロゴに描かれたミズーリ州の州鳥であるカージナル(和名はショウジョウコウカンチョウ)に由来する。


ナ・リーグ参入後、黎明期からしばらくは優勝と無縁のシーズンを送るも、初のワールドシリーズ制覇を遂げた1926年から1934年にかけて、ワールドシリーズ制覇3回、リーグ優勝5回を果たし、最初の黄金期を過ごす。


1940年代にも、ワールドチャンピオン3回、リーグ優勝4回と、2度目の黄金期を迎えると、その後は1960年代にワールドチャンピオン2回、リーグ優勝3回、そして1980年代にワールドチャンピオン1回、リーグ優勝3回、2000年代にワールドチャンピオン1回、リーグ優勝2回、地区優勝6回と、ほぼ20年のサイクルで黄金期を作り上げる。


2010年以降もワールドチャンピオン1回、リーグ優勝2回、地区優勝5回と、安定した強さを発揮しているが、長年チームを牽引してきた名捕手のヤディヤー・モリーナと大打者のアルバート・プホルスが引退して迎えた2023年は、実に16年ぶりの負け越しで地区最下位に沈んだ。


バウンスバックを期す2024シーズンへ向け、このオフは瓦解した先発ローテーションを立て直すべく、2023年サイ・ヤング賞投票2位のソニー・グレイ、昨季オリオールズで15勝を挙げたカイル・ギブソン、そして2桁勝利9シーズンのランス・リンといずれも実績のあるベテラン先発投手を獲得し、テコ入れを図った。


マイルス・マイコラスを含め、先発投手の平均年齢の高さは気になるところだが、健康面に大きな問題が生じなければ、戦力的に中地区優勝候補の筆頭として差し支えないだろう。


本拠地ブッシュ・スタジアムは2006年の開場で、同名のスタジアムとしては3代目にあたる。比較的新しい球場としては珍しくフィールドは左右対称。本塁打と三塁打の出やすさは平均を下回っており、スタットキャストによる2021年から2023年にかけてのパークファクターは99で、若干投手が有利。

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