下川 甲嗣
日本代表選手紹介

下川 甲嗣
Kanji SHIMOKAWA
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生年月日
1999年1月17日
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出身
福岡県
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所属
東京サントリーサンゴリアス
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ポジション
FL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)
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身長/体重
188cm/105kg
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主な経歴
修猷館高校→早稲田大学
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日本代表キャップ
14 ※2023年ワールドカップ日本代表
※2025年8月1日時点 -
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2023年ワールドカップに出場した、機動力、接点に長けたFL
父や、7つ上で慶應義塾大学出身の兄(桂嗣さん)がラグビーをやっていたこともあり、4歳から強制的に福岡市の草ヶ江ヤングラガーズでラグビーを始めさせられたという。もともとは左足のキックの得意なSO(スタンドオフ)で、中学時代は九州大会で連覇した。また、ラグビーと同時に中学校では陸上部にも所属し、短距離が専門だった。
高校は兄と同じ修猷館高校に進学したが、全国高校ラグビー大会に出場することはできなかった。その後、早稲田大学に進学し、1年時からバックローとして試合に出場。ジュニア・ジャパン、U20日本代表にも選出される。2年時からLO(ロック)に転向し、大学3年時は大学選手権優勝に貢献した。大学4年時は副将となったが、準優勝に終わった。
2021年度、東京サントリーサンゴリアスに入部、社会人から再びバックローに戻った。接点、タックルの強さ、ラインアウトでキャッチもできる点が評価されて、トップリーグでは入社後まもなく、チームの同期としては一番早い2021年4月11日のNTTコミュニケーションズ戦に途中出場を果たし、いきなりトライも挙げた。
2022年5月には日本代表候補に名を連ねたが、ケガの影響もあり合宿への参加はなかった。同年秋に招集されると、同じポジションのFLリーチ マイケル(ブレイブル-パス東京)の指導も受けて、ニュージーランド代表戦で初キャップを獲得した。
2022-23シーズンのリーグワンでは6番でコンスタントに出場していたが、3月に負傷し、5月のプレーオフで復帰した。6月からの代表活動は、日本代表候補としての選出だったがアピールを続けて、フィジー代表戦に控えから出場。LO(ロック)もプレー可能なFLとして、最終的にワールドカップスコッドへ滑り込み、3試合に出場した。
2023-24シーズンのリーグワンは、1試合を除いた17試合に先発出場、2024-25シーズンは18試合で先発し、東京サントリーサンゴリアスでも中軸として躍動している。
2024年の日本代表では、6番だけでなく、7番としても出場するなど、バックローの主軸の1人に成長した。6月のマオリ・オールブラックス戦では「JAPAN XV」のキャプテンも務めたが、ケガで7月のウェールズ代表とのテストマッチは出場できなかった。FWを引っ張る1人として、2027年ワールドカップにも出場を目指す。
◆2024年夏にプロ選手となった。尊敬する選手はサンゴリアスのチームメイトでNO8(ナンバーエイト)ショーン・マクマーン。福岡出身のため、福岡ソフトバンクホークスが好きで、小さい頃の憧れはプロ野球選手だった。
好きな食べ物はうどん、肉じゃが。コロナ禍はウクレレにはまり、社会人になってからゴルフを始めた。趣味は写真。最近結婚し、子供も誕生したことを発表。愛称は「カンジ」。
TEXT by 斉藤健仁
© JRFU
QUESTION
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Q.おふくろの味は?
肉じゃが
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Q.試合前によく聞く曲は?また、その曲のどんな所がおすすめですか?
Every little thing every precious thing /
LINDBERG -
Q.あなたにとって、日本代表とは?
これまで生きてきた中で色々なことを自分に教えてくれた人、応援してくれる人に感謝の気持ちを持って戦いたい
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Q.自分のプレーの1番の強み、見てほしい所は?
ワークレート
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Q.2年後の27年W杯への誓い
まずは目の前のこと、自分自身をリードして努力すること
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Q.もしラグビーをしていなかったら、どんなスポーツしていた?
野球