ブエルタ・ア・エスパーニャ2023

STAGE 06

第6ステージ

ラ・ヴァイ・ドゥイショー>オブセルヴァトリオ アストロフィージコハバランブレ

183.1 km
8月31日(木)午後9:50 - 深夜1:20
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
今大会2度目の山頂フィニッシュは天文台

コースの特徴

コースマップ

8月最後の日。大会6日目にして、早くも2度目の山頂フィニッシュがやってきた。またしても標高2000mすれすれにまで接近し、獲得標高は今大会屈指の3830m。総合ヒエラルキーはより明確になり、総合戦線から完全に脱落してしまうエースもいるかもしれない。

第5ステージのラスト20km地点の町、ラ・ヴァイ・ドゥイショーから、逆走する形でステージは始まる。その後15kmほど進んだ先で、前ステージのコースに別れを告げ、イベリコ山系へと突き進む。前半に登場する2つの3級山岳は、逃げの形成をうながしつつ、おそらく総合勢にとっては足慣らしに過ぎない。そうは言っても残り100km地点の3級フエンテ・デ・ルビエロス(登坂距離6.2km、平均勾配6%)は、上り始めの2kmが7〜10%とかなりの急勾配だ。

ちなみに2019年大会5日目に、このフエンテ・デ・ルビエロスを先頭通過したのがアンヘル・マドラソで、そのままハバランブレ天文台にも先頭でたどり着いた。今回とは途中のコースが少々異なるものの、3級越えの後は、似たような高台の道を駆け抜けた。一方でステージのラスト45kmは完全に一致する。序盤から逃げていたマドラソは、メイン集団に9分差をつけて全長10.9kmの最終峠を上り始め、47秒差で追走を振り切った。

この最終峠、1級ピコ・デル・ブイトレは、平均勾配8%とかなりの急坂だ。しかも登坂口からのゆるやかな3kmを除けば、平均は9%に跳ね上がる。さらにラスト5kmは平均10%弱の、いわゆる激坂。15〜16%の難所も繰り返し登場する。4年前のメイン集団内では、まさに難ゾーンのど真ん中の残り2.5km地点で、ミゲルアンヘル・ロペスの単独アタックが炸裂した。ひどく見晴らしの良い、標高1956mの山頂に建つハバランブレ天文台にたどり着いた時、後続ライバルに12秒の差をつけていた。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
山岳詳細
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
39 km/h 37 km/h 35 km/h 39 km/h 37 km/h 35 km/h
0 km地点 スタート 12:34 12:34 12:34 19:34 19:34 19:34
48.8 km地点 3級山岳 13:49 13:53 13:57 20:49 20:53 20:57
83.1 km地点 3級山岳 14:41 14:48 14:56 21:41 21:48 21:56
161.6 km地点 中間SP
ボーナスタイム
16:42 16:56 17:11 23:42 23:56 00:11
183.1 km地点 フィニッシュ 17:15 17:30 17:47 00:15 00:30 00:47

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