ツール・ド・フランス2022

STAGE 15

第15ステージ

ロデズ>カルカッソンヌ

202.5km
7月17日(日) 午後8:55 - 深夜2:05
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:55 - 深夜2:30 /J SPORTSオンデマンド限定
城塞都市カルカッソンヌ

コースの特徴

第15ステージ

1年前にカヴェンディッシュの「史上最多タイ」ステージ34勝目を祝ったカルカッソンヌが、再び大集団スプリントを受け入れる。ラスト約6kmは完全に同じ道が使用され、同じ場所にフィニッシュラインが引かれた。

中央山塊の西端ロデスから走り出す前半は、当然ながら無数のアップダウンに満ちている。75km地点で3級峠を過ぎると、徐々に起伏は少なくなっていくものの、それでもオキシタニーの道が完璧に平坦になることもない。終盤には再び3級峠からの、小さな起伏の連続が待ち受ける。

ただ中央山塊南端を迂回するようにして描かれたコースに、スプリンターたちに越えられないほどの上りは存在しないはずだ。残り25kmからは下り基調で、ラスト10kmはほぼ平地を走る。

ユネスコ世界遺産に登録された城塞都市カルカッソンヌの、市街地フィナーレへは、ラスト1km直前の直角カーブから突入する。道幅はたっぷりと広め。残り600mで改めて左カーブをこなし、さらにラスト200mで最後の緩やかな左カーブ。1年前のカヴはここを前から4番目でクリアし、直後に発射台後輪から飛び出した。

翌日は休息日。幸いにも移動は一切なく、週明けのピレネー最終決戦に向け、選手たちはゆっくりと体力回復に努めることができそうだ。




Fumyのステージチェック

fumyのステージチェック

ピュアスプリンターが活躍できるステージになると思います。ようやく、です。まあ、翌日が休息日ですから、このステージは、総合系にとっては早めの休息日になるかもしれません。

いや、でも、このステージも起伏はあるんです。……ただ、コースプロファイル見る限りはギザギザですけど、前日とはまた感じが違うギザギザなんですよ。そういう風に見えるだけで、実はかなり平坦なんじゃないかと。5km・4%の上りは、普通ならスプリンターにとっても大して問題ではないです。

ただスプリンターたちは、ここまでの山岳続きで、すでに脚を削られてるんですよね。前日のステージもきつかったですし。そうなると、やっぱり、ヤスパー・フィリプセンのような選手が勝利を争ってくるんじゃないかな。ファビオ・ヤコブセンはスプリント自体なら最速レベルだけど、肝心の脚が残ってなさそうな気がします。

ワウト・ファンアールトはもちろん行けると思うんですけど、山でどこまで総合系リーダーのために仕事してきたか。それ次第じゃないでしょうか。ただ、もしもスプリントできる脚が残っているのであれば、チームとしても、スプリントさせてあげたいと考えるんじゃないかな。他にもスプリントに持ち込みたいチームが絶対にあるから、そういう展開になっていくでしょう。

ラスト1kmの地形は……うん、大丈夫。ここはスムーズに行けます。そんなに難しいスプリントにはならないはずです。

解説:別府史之 / 文:宮本あさか

Difference in height
高低差図
第15ステージ
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
46KM/H 44KM/H 42KM/H 46KM/H 44KM/H 42KM/H
0km地点 スタート地点 13:15 13:15 13:15 20:15 20:15 20:15
68.9km地点 3級山岳 14:45 14:49 14:53 21:45 21:49 21:53
147km地点 中間スプリント 16:27 16:35 16:45 23:27 23:35 23:45
154.6km地点 3級山岳 16:37 16:46 16:56 23:37 23:46 23:56
202.5km地点 ゴール地点 17:39 17:51 18:04 0:39 0:51 1:04

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