コースの特徴
ブルターニュで過ごす最後の日。ブルターニュ王国初代国王にゆかりの深いルドンから仮スタートを切り、紀元840年代の王国独立戦争の舞台となったバン・シュル・ウストを通ってから、本スタートのフラッグが振り下ろされる。
2日連続のスプリントチャンス。なにしろ行く手に山岳ポイントは皆無だ。ステージ距離は約150kmと短く、翌日は個人タイムトライアルだから、総合系選手やクライマーにとっては無理せず体力温存の1日となるだろうか。
しかもフィニッシュ地フジェールは、スプリントにゆかりの深い土地。2013年同地スタートはキッテルが、2015年同地フィニッシュはカヴェンディッシュが、2018年同地スタートはフルーネウェーヘンが勝ち取ってきた。ちなみに2021年のフィニッシュは、6年前と同じ場所に引かれる。つまりラスト1kmは微妙な上り下りと軽いうねりをはらむ。位置取りが極めて重要になる。
イル・エ・ヴィレーヌ県での1日を締めくくると、これにてツール一行はブルターニュの4県をすべて回り終えたことになる。開幕の地に別れを告げ、いよいよ本格的なフランス一周へと走り出していく。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
43km/h | 45km/h | 47km/h | 43km/h | 45km/h | 47km/h | ||
0km地点 | スタート地点 | 13:40 | 13:40 | 13:40 | 20:40 | 20:40 | 20:40 |
114.4km地点 | 中間スプリント | 16:20 | 16:12 | 16:06 | 23:20 | 23:12 | 23:06 |
150.4km地点 | ゴール | 17:10 | 17:00 | 16:52 | 0:10 | 0:00 | 23:52 |