ツール・ド・フランス2024

STAGE 13

第13ステージ

アジャン>ポー

165.3 km
7月12日(金)午後9:00 - 深夜2:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後8:20 - 深夜3:00
J SPORTSオンデマンド限定
【デイリーハイライト】7月13日(土)午後7:25 - 午後7:40
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
残り少ないスプリントチャンス、マイヨ・ヴェール争いも大詰め

コースの特徴

コースマップ

翌日からのピレネー2連戦を控えて、2週目最後のスプリントステージ。なによりこの日を含めて、スプリントチャンスはもはや2回だけ。いまだ勝利を追い求めている選手にとってはもちろん、すでに両手を挙げた選手にとっても残り少ない貴重な勝機。マイヨ・ヴェール争いも大詰めだ。

24年ぶりにツールを迎え入れるアジャンから、昨夏も、3年前も、4年前も……全111回のうちなんと75回もツールのプロトンが立ち寄ってきたポーへ。ちなみに21世紀に入ってから8度のステージフィニッシュが繰り広げられ、うち4度が平地ステージだった。そのうち大集団スプリントで終わったのは、実は半分の2回しかない。

最終盤に2つの4級山岳が紛れ込んでいる

残す2回は逃げ切りで終わった。そのいずれも、ステージ終盤には、小さな山岳が待ち構えていた。今ステージも同様だ。スタートから約120kmはほぼフラットな道が続くのだが、最終盤に2つの4級山岳が紛れ込んでいる。いずれも登坂距離は2km弱と短いものの、勾配は6〜7%と優しくはない。ピュアスプリンターにとっては決して簡単ではなく、アシスト勢がスピードコントロールに苦労させられること必至。

ただ残り29km地点で2つ目の山岳を終えれば、再び道はフラットに戻る。2017年キッテル、2018年デマールという正統派スプリンターたちが勝ち取ってきたポーの町を、やはり高速列車が駆け抜けるのかもしれない。



MAP



Fumyのステージチェック

fumyのステージチェック

序盤からなかなかのアップダウンだし、後半にかけて起伏は大きくなる。もちろんスプリンターたちが遅れてしまうほど厳しい起伏というわけではないけれど、ダメージとして脚に蓄積していって、肝心の勝負の時に影響が出てくる。それに大会もここまできちゃうと、ピュアスプリンターたちはすでに脚にかなりの疲れがたまってます。おそらくね。だからピーダスンみたいにパワーがあって上れるスプリンターが、この日は有利です。

獲得標高とステージ距離の関係を見ると、逃げ切りもなくはない。……でも、前日と比べたら、可能性は低いんじゃないかな。だってこのステージは、上りを利用した「脚」で逃げが決まるわけじゃない。おそらく「容認」という形で逃げが生まれる。そうするとサプライズの逃げ切り!には、つながりにくい。しかも最後の起伏からポーまでも、若干距離があるから、そこで飛び出しても追いつかれてしまう可能性が大きい。

高速展開予想

かなりハイスピードなステージになると思いますね。序盤から凄まじい駆け引きが繰り広げられますよ。逃げ集団も力を使うし、追走集団も力を使う。しかも前も後ろもどっこいどっこいという。そういうレース展開になるんじゃないかな。

解説:別府史之/文:宮本あさか



Difference in height
高低差図
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
47 km/h 45 km/h 43 km/h 47 km/h 45 km/h 43 km/h
165.3 km オフィシャル
スタート
13:50 13:50 13:50 20:50 20:50 20:50
75.8 km 中間SP 15:43 15:48 15:53 22:43 22:48 22:53
38.3 km 4級山岳 16:32 16:39 16:47 23:32 23:39 23:47
29.0 km 4級山岳 16:44 16:52 17:00 23:44 23:52 00:00
0.0 km フィニッシュ 17:21 17:30 17:41 00:21 00:30 00:41

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