ツール・ド・フランス2024

STAGE 12

第12ステージ

オーリヤック>ヴィルヌーヴ=シュル=ロット

203.6 km
7月11日(木)午後9:00 - 深夜2:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:25 - 深夜3:00
J SPORTSオンデマンド限定
【デイリーハイライト】7月12日(金)午後8:45 - 午後9:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
スプリントステージと予想された過去2回とも逃げ切り独走勝利

コースの特徴

コースマップ

スプリントステージになる可能性もあり、逃げステージで終わる危険性もあり。果たしてどちらに勝負は転がるか。過去2回ツールがヴィルヌーヴ=シュル=ロットでフィニッシュした際、2回ともスプリントステージと予想され、2回とも、15人ほどの逃げからの独走勝利が決まっている。

アタックチャンスはいくらでもある

ステージ前半の地形は、間違いなく逃げ向き。オーリヤックから走り出したプロトンは、しばらくは中央山塊につき合わねばならない。序盤45kmは無数のアップダウンの繰り返しで、しかも道は細かいうねりに満ちている。さらにその先では、地元で「コース」と呼ばれる石灰質の荒野を横切りつつ、4級山岳を立て続けにこなす。アタックチャンスはいくらでもあるし、後続から十分なタイム差をむしり取る条件も揃っている。

後半に入ると、起伏は徐々に小さく、少なくなっていく。フィニッシュまで68km地点でこの日3つ目の4級を乗り越えたら、ついに中央山塊とは完全に別れを告げる。道もいつしか真っ直ぐになり、スプリント隊列のスピードは間違いなく上がっていく。しかもラスト1.2kmは完全なるストレート。2日後にピレネー突入を控え、ただでさえ残り少ない全力疾走のチャンスを、俊足たちは逃したくはないはずだ。



MAP



Fumyのステージチェック

fumyのステージチェック

またしてもスプリントステージって言われてるみたいですけど、かなり起伏があるので、逃げ屋たちも動いてくるんじゃないのかな。この地形だったら、逃げ切りも十分にありえる。中央山塊特有の「いやらしい」上り下りが続きますし、たいてい道幅は広くないし、そもそも道が真っ直ぐじゃない。だから集団コントロールが難しくなる。それに選手たち……特にアシストたちにも若干の疲れが見え始めてくる頃です。南に下がって暑くなってきているはずですし、熱がこもって蒸す地域でもあります。

グリーンジャージ争いの状況も、レース展開に関係してくると思います。どのチームの選手がマイヨ・ヴェールを着ているのか。おそらくステージを複数勝ったピュアスプリンターがマイヨ・ヴェールを着ているとして、コツコツ細かく稼いできた選手、しかも上れるスプリンターとかがもしも僅差につけていたら、こういうステージは積極的に追うでしょうからね。

逃げ切りが決まるかどうかは人数と天候次第

逃げ切りが決まるかどうかは、人数と天候次第。カンペナールツのようなルーラー系の強力な選手が逃げに入っていたりすると、危険になります。昨大会のブール・カン・ブレス(第18ステージ)のような展開になるかもしれないですね。スプリントで終わるだろうと思いきや、サプライズが起こるという。

解説:別府史之/文:宮本あさか



Difference in height
高低差図
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
46 km/h 44 km/h 42 km/h 46 km/h 44 km/h 42 km/h
203.6 km オフィシャル
スタート
12:50 12:50 12:50 19:50 19:50 19:50
140.8 km 4級山岳 14:12 14:16 14:20 21:12 21:16 21:20
119.3 km 4級山岳 14:40 14:45 14:50 21:40 21:45 21:50
93.6 km 中間SP 15:13 15:20 15:27 22:13 22:20 22:27
68.1 km 4級山岳 15:47 15:55 16:04 22:47 22:55 23:04
0.0 km フィニッシュ 17:16 17:28 17:41 00:16 00:28 00:41

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