ジロ・デ・イタリア2022

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ベッルーノ>マルモラーダ

168km
5月28日(土)午後7:00 - 深夜1:15
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:00 - 深夜1:45
J SPORTSオンデマンド限定
マリア・ローザ争いクライマックス 最難関ステージ「タッポーネ」

コースの特徴

第20ステージコースマップ

3週間かけてクレシェンドしてきた総合争いが、最終日前日に、クライマックスを迎える。ドロミテ山塊で繰り広げられる、2022年ジロ最難関ステージ「タッポーネ」。マリア・ローザを追い求める者は、長い上り、標高、そして激勾配と、あらゆる難関を攻略せねばならない。

ステージ半ばに立ちはだかるのは1級サン・ペッレグリーノ。データ上の登坂距離は18.5kmだが、実質は延々50kmもじわじわと上り続ける。また平均勾配は6.2%ながら、山頂手前6kmだけなら9%。15%ゾーンも待ち受ける!

標高2239mの高みから、ポルドイ峠は史上41度目のジロ通過を見守る。なにより大会最高標高地点「チーマ・コッピ」の使命を帯びるのは14度目にして……なんと20年ぶり!登坂距離は11.8km、平均勾配6.8%。標高2100mを超え、酸素が限りなく薄くなった後に、最大10%ゾーンも通過する。

そして今大会最後の山頂フィニッシュの舞台には、マルモラーダの1級フェダイア峠(14km、7.6%)が選ばれた。11年ぶりにジロに帰ってくるこの上りは、残り5.5km地点からしばらくほぼ真っ直ぐな道が続くことで知られる。つまり勾配を抑えるための工夫が、一切凝らされておらず、自ずと直線路の勾配は11.8%まで跳ね上がる。

残り2.6kmで最大18%に達したところで、さすがにジグザグ路が登場するのだけれど……勾配は下がらない。それどころかフィニッシュ手前数百メートルまで、12%の勾配が続く。最後の一漕ぎまで、決して脚を緩めることは許されないのだ。

標高2057mの高みへと向けた、大会最後の直接総合バトルで、総合表彰台の顔ぶれはほぼ確定するはずだ。ただしハンガリーからすでに3420km以上走り続けてきた選手たちは、あと1日、孤独な真剣勝負に挑まねばならない。最終日のフィニッシュラインを越えるまで、ジロの戦いは終わらない。

text:宮本あさか

MAP




Difference in height
高低差図
第20ステージ高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
37km/h 35km/h 33km/h 37km/h 35km/h 33km/h
0km地点 スタート 12:25 12:25 12:25 19:25 19:25 19:25
63.5km地点 中間SP 13:50 13:54 13:59 20:50 20:54 20:59
81.9km地点 1級山岳 14:36 14:44 14:54 21:36 21:44 21:54
123.4km地点 チーマコッピ 15:41 15:54 16:08 22:41 22:54 23:08
162.5km地点 中間SP 16:37 16:53 17:11 23:37 23:53 00:11
168.0km地点 1級ゴール 16:55 17:13 17:33 23:55 00:13 00:33

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