UAEチームエミレーツ チーム詳細
UAEチームエミレーツUAE - Team Emirates
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- 2023・2022・2021・2020・2019
2020、2021ツール・ド・フランス総合優勝、2022、2023総合2位、現世界ランキング1位のタデイ・ポガチャル(スロベニア)を擁するなど、選手層の厚さを誇る世界最強チーム。4年連続のヤングライダー賞獲得選手で、しかも直近の3年間は初日から最終日まで純白のジャージを守った。2024年は年齢が非対称となり、マイヨ・ジョーヌ獲得に集中する。初参加のジロ・デ・イタリアでは圧勝し、大会2日目に首位のマリア・ローザを獲得すると、20日間それを守った。2024シーズンのターゲットである「ダブルツール達成」のまずは前半の目標をクリアした。
ツール・ド・フランスにはアダム・イェーツ(英国)、フアン・アユソ(スペイン)、ジョアン・アルメイダ(ポルトガル)と他チームならエース格の選手がアシストとして出場予定。さらにパヴェル・シヴァコフ(ロシア)、マルク・ソレル(スペイン)、ティム・ウェレンス(ベルギー)、ニルス・ポリッツ(ドイツ)とエースのポガチャル以外は全てのアシスト選手がジロ・デ・イタリアと異なる。選手層の豊富さを物語るとともに、アシスト選手がエースの求めることをやり切ってしまうというプロ軍団の実力を垣間見る思いがする。
ジロ・デ・イタリアではフェリックス・グロスシャートナー(オーストリア)やラファウ・マイカ(ポーランド)らが見事なペースメークを見せつけた。マイカは2014、2016ツール・ド・フランスの山岳王。ジェイ・ヴァイン(オーストラリア)は室内トレーニングのZwiftからプロチーム入りを果たしたという異色の選手。2023ツアーダウンアンダー総合優勝。
スロベニアのチャンピオンはドメン・ノヴァク。ポガチャルはジロ・デ・イタリア終了後に休養とツール・ド・フランスに向けた調整に入り、ナショナル選手権は欠場している。
text:山口和幸