アルペシン・ドゥクーニンク チーム詳細
アルペシン・ドゥクーニンクAlpecin-Deceuninck
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- Alpecin(育毛シャンプーメーカー)、Deceuninck(プラスチック加工、住宅、軽商業建築)
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Webサイト - alpecin-deceuninck.com/
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(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
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- 2023
ベルギー登録のプロコンチネンタルチーム。そのランキング1位に与えられる出場枠でツール・ド・フランスなどの主要大会に参加してきたが、2023年に念願のワールドツアーチームに昇格。メジャーレースの自動的出場権があり、押しも押される強豪チームとなった。それもそのはず、マチュー・ファンデルプール(オランダ)とヤスペル・フィリプセン(ベルギー)という二大看板が所属しているからだ。
ファンデルプールは現在のエリートロード世界チャンピオン。過酷なレースを得意としてきたアドリ・ファンデルプールが父、母方の祖父はツール・ド・フランスでエターナルセカンドと言われながら大人気だったフランスのレイモン・プリドールだ。2021ツール・ド・フランスでは第2ステージで優勝し、祖父も手に入れることができなかったマイヨ・ジョーヌを着用した。パリ〜ルーべ2連覇、ロンド・ファン・フラーンデレン3勝。シクロクロスは6度のエリート世界チャンピオン。ライバルはワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)。
フィリプセンは実力派スプリンターで、2024ミラノ〜サンレモ優勝。このレースではファンデルプールが連覇をかけてアタックしたが、ライバルに追走されたためにゴール勝負でフィリプセンが勝利するというチームプレーを見せつけた。直近のツール・ド・フランスでは区間6勝を挙げ、大会最多の35勝に挑んだマーク・カヴェンディッシュの前に立ちはだかった。2023年ポイント賞。2022ツール・ド・フランスさいたま優勝。
カーデン・グローブス(オーストラリア)はチームのナンバー2スプリンターで、2023ジロ・デ・イタリア1勝、2023ブエルタ・ア・エスパーニャ区間3勝(大会通算4勝)とポイント賞。シルヴァン・ディリエ(スイス)は2017年にジロ・デ・イタリアで優勝しているが、クラシックやステージレースになくてはならない百戦錬磨のアシスト役。
text:山口和幸