ペーター・サガン
ペーター・サガンPeter SAGAN

- チーム
- トタルエネルジー
- 生年月日
- 1990年1月26日
- 身長/体重
- 182cm/78kg
- 国籍
- スロバキア
- Strava
- @petosagan
- petosagan
- Peter Sagan
- Archive
- 2023・2022・2021・2020・2019
- 【Past results】
- 世界選手権:ロードレース2015年・2016年・2017年優勝
- ジロ・デ・イタリア:2021年ポイント賞、区間通算2勝
- ツール・ド・フランス:2012年〜2016年・2018年・2019年ポイント賞、2016年スーパー敢闘賞、区間通算12勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間通算4勝
- 2011年:ジロ・ディ・サルデーニャ総合優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア ポイント賞、ツール・ド・スイス ポイント賞、国内選手権ロードレース優勝、ツール・ド・ポローニュ総合優勝
- 2012年:ツアー・オブ・オマーン区間優勝、ティレーノ〜アドリアティコ区間優勝、デ・パンネ3日間 区間優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア ポイント賞、国内選手権ロードレース優勝
- 2013年:ツアー・オブ・オマーン区間優勝、GPモントリオール優勝、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、ブラバンツ・ペイル優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア ポイント賞、国内選手権ロードレース優勝
- 2014年:ツアー・オブ・オマーン区間優勝、ストラーデ・ビアンケ2位、ティレーノ〜アドリアティコ区間優勝、E3ビンクバンク・クラシック優勝、デ・パンネ3日間 区間優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア ポイント賞、国内選手権ロードレース優勝
- 2015年:ツアー・オブ・カタール ヤングライダー賞、ティレーノ〜アドリアティコ区間優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝、国内選手権ロードレース&個人タイムトライアル優勝
- 2016年:ティレーノ〜アドリアティコ ポイント賞、ロンド・ファン・フラーンデレン優勝、GPケベック優勝、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、欧州選手権ロードレース優勝
- 2017年:クールネ〜ブリュッセル〜クールネ優勝、ティレーノ〜アドリアティコ区間2勝、ミラノ~サンレモ2位、ヘント〜ウェヴェルヘム3位、ツアー・オブ・カリフォルニア区間優勝、ツール・ド・スイス ポイント賞、ツール・ド・ポローニュ ポイント賞、ベネルクス・ツアー区間優勝
- 2018年:ツアー・ダウンアンダー ポイント賞、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、パリ〜ルーベ優勝、ツール・ド・スイス ポイント賞、国内選手権ロードレース優勝
- 2019年:ツアー・ダウンアンダー区間優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア区間優勝、ツール・ド・スイス ポイント賞
- 2021年:ボルタ・ア・カタルーニャ区間優勝、ツール・ド・ロマンディ区間優勝、国内選手権ロードレース優勝、スロバキア・ツアー総合優勝&ポイント賞
- 2022年:国内選手権ロードレース優勝、ツール・ド・スイス区間優勝
史上初のロード世界選3連覇、北の2大モニュメント制覇、ツール・ド・フランス ポイント賞7回受賞…実力も桁違いなら、キャラクターも四角い枠には収まらず、大きすぎるくらいの存在感を誇っていた男が、今シーズン限りで本格的なロードレース活動を終了することを発表した。
おそらく不確定要素があるために多少歯切れの悪い部分もあったが、来年以降も現チームに所属したまま、MTBで2024年パリ五輪を目指す。ロードレースについては、WTレースへの出場は2023シーズン末まで、ということ。2016年のリオ五輪でも、サガンは男子MTBクロスカントリー種目に出場している。
ジュニア時代にMTB選手として活躍していたが、経済面などの現実的なポイントを考えてロードでプロ入りした経緯もある(ロードのトレーニングとMTBのポイント獲得の両立は難しく、断念した)。キャリアの最後は好きなことをしたい、というMTBへの転向宣言だった。
2022年のロードシーズンについては、コロナ感染の後遺症の足の痛みの影響で、シーズン中ずっと以前のような調子を取り戻すことができなかった。スロバキアの国内選手権とスイスでの区間優勝の2勝はあったが、ツールの区間で何度か勝負には絡みながらも、8年ぶりのグランツール区間勝利0。最後にやっと良い感触が戻ってきたのは、2位争いのスプリントで7位入賞したロード世界選だった。
最後のWTレースを走っていく事になる2023シーズンだが、自分のためではなく、昨年、調子が悪い時も変わらず支えてくれたチームメートやスタッフのために勝ちたい、と初めて思うようになった。
ブエルタ・ア・サンフアンから北のクラシックを連戦し、未勝利のミラノ〜サンレモ、2018年に制したルーベへ出場する。恒例となった米国での高地トレーニングのあと、12回目、自身最後のツールに臨む。
text:寺尾真紀