エスデバン・チャベス

エステバン・チャベスJhoan Esteban CHAVES RUBIO

PROFILE

チーム: EFエデュケーション・イージーポスト
生年月日: 1990年1月17日
身長/体重: 164cm/54kg
国籍: コロンビア
Strava
Twitter: Esteban Chaves
Instagram: estebanchavesbta
Facebook: Esteban Chaves ECH
Archive: 2023・2022・2021・2020・2019

【Past results】
ジロ・デ・イタリア：2016年総合2位、区間3勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ：2015年総合5位、2016年総合3位、区間3勝
2012年：グラン・プレミオ・チッタ・ディ・カマイオーレ優勝、ブエルタ・ア・コロンビアヤングライダー賞、ブエルタ・ア・ブルゴス総合3位＆ヤングライダー賞
2014年：ツール・ド・スイス区間優勝、ツアー・オブ・北京総合3位＆ヤングライダー賞
2015年：アブダビ・ツアー総合優勝＆新人賞
2016年：イル・ロンバルディア優勝、ジロ・デル・エミーリャ優勝
2017年：ツアー・ダウンアンダー総合2位、ヘラルド・サンツアー総合9位
2018年：ヘラルド・サンツアー総合優勝
2020年：ブエルタ・ア・ブルゴス総合4位
2021年：グランプリ・デュ・カントン・ダルゴヴ3位、ボルタ・ア・カタルーニャ総合6位＆ポイント賞＆山岳賞
2022年：モンヴァントゥー・チャレンジ2位、国内選手権ロードレース3位＆個人タイムトライアル2位、コッパ・サバティーニ4位
2023年：国内選手権ロードレース優勝

ジロ・デ・イタリアでの総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャでの総合3位、イル・ロンバルディアでの優勝など、目覚ましい成績を持つコロンビアンクライマーは、キャリアにおいて非常に多くの苦難を乗り越えてきた。2013年には、イタリアでのレース中に複雑な手術を必要とする恐ろしいクラッシュに遭い、医師からはもうレースに出られないだろうと言われた。しかし、一人の医師だけはそうは考えなかった。その医師のもと、順調に復帰したチャベスは、2016年に彼のキャリアの中でも傑出したシーズンを迎える。

だが、2018年のジロ後には、EBウイルスの感染、さらには慢性副鼻腔炎と診断され、8か月もの間、戦線から離脱を余儀なくされた。しかし、チャベスは少年のような笑顔を保ち、諦めなかった。

2023年までの4シーズンはわずか2勝という結果で終わってしまった。それでも、長い間の沈黙を破り、2023年2月、コロンビア選手権を勝った。オーストラリアのチームで8シーズン過ごした後、EFに移籍してから初めての勝利となった。

「シーズンは始まったばかりでゼロからスタートしなければならない」
チームとの契約は2024年まである。

また、2016年から自転車を通してコロンビアの子供たちの夢を実現する団体「FUN Chaves」を立ち上げ、チームの設立、レースの開催だけでなく、機材や装備の寄付、体に問題を抱える子供たちに必要な治療の機会を与える活動などを行っている。

text：滝沢佳奈子