リチャル・カラパス

EF Education - EasyPost

リチャル・カラパスRichard António CARAPAZ MONTENEGRO

PROFILE

チーム: EFエデュケーション・イージーポスト
生年月日: 1993年5月29日
身長/体重: 170cm／62kg
国籍: エクアドル
Strava: Richard Carapaz
Twitter: @RichardCarapazM
Instagram: richardcarapaz
Facebook: Richard Carapaz

【Past results】
ジロ・デ・イタリア：2019年総合優勝、2022年総合2位、区間通算3勝
ツール・ド・フランス：2021年総合3位
ブエルタ・ア・エスパーニャ：2020年総合2位、2022年山岳賞、区間通算3勝
2014年：ブエルタ・アル・エクアドル総合2位
2015年：ブエルタ・ア・コロンビアU-23総合優勝
2016年：ブエルタ・ア・ナバーラ総合優勝
2017年：ルート・ドクシタニ総合優勝＆ヤングライダー賞、グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート2位
2018年：ブエルタ・ア・アストゥリアス総合優勝
2019年：ブエルタ・ア・アストゥリアス総合優勝＆ポイント賞、ブエルタ・ア・ブルゴス総合3位
2020年：ツール・ド・ポローニュ区間優勝、ブエルタ・ア・ブルゴス総合6位
2021年：ツール・ド・スイス総合優勝、東京オリンピックロードレース金メダル
2022年：国内選手権個人タイムトライアル優勝＆ロードレース2位、ボルタ・ア・カタルーニャ総合2位
2023年：国内選手権ロードレース優勝

オリンピックチャンピオンのエクアドル人は、3年間いたイネオス・グレナディアーズを離れ、アメリカチームと新たに3年契約を結んだ。今度はキャノンデールのバイクに金色を纏わせる。

2019年にジロ・デ・イタリアを勝って以来、グランツール表彰台の常連となり、毎年安定した成績を収め続けているカラパス。

昨年は、ジロで総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャでは、マイヨ・ロホ候補としてユトレヒトへと乗り込んだが、最初の山頂フィニッシュで脱落。総合成績からステージ狙いに切り替えると、ステージ3勝に加えて山岳賞を持ち帰った。

今年は、ツール・ド・フランスそしてブエルタを狙う。新世代たちの価値が高まる中、カラパスは豊かな経験を武器とする。チームのリーダーであるリゴベルト・ウランはキャリア晩年にさしかかり、明確な総合エースが不在のEFにとってもカラパスは貴重な存在だ。カラパスがツールを率いて新世代たちを脅かすにはEFは理想的なチームとなり得るだろう。

もしツールで目的を果たせなかったとしても、昨年よりもさらに山岳が増えるブエルタで挽回できるように態勢が整えられる予定だ。

text：滝沢佳奈子