エディ・ダンバー
Team Jayco AlUla
エディ・ダンバーEddie DUNBAR
PROFILE
- チーム
- チーム ジェイコ・アルウラー
- 生年月日
- 1996年9月1日
- 身長/体重
- 170cm/57kg
- 国籍
- アイルランド
- Strava
- @EddieDunbar
- eddie_dunbar
- 【Past results】
- 2018年:バロワーズ・ベルギー・ツアー総合4位
- 2019年:ツール・ド・ヨークシャー総合3位
- 2020年:ジロ・デッレミリア4位、ツール・ド・ラ・プロヴァンス総合6位
- 2021年:ツール・ド・スイス ヤングライダー賞
- 2022年:セッティマーナ・インテルナツィオナーレ・ディ・コッピ・エ・バルタリ総合優勝、ツール・ド・ハンガリー総合優勝
2022年は3月のコッピ・エ・バルタリ、5月のツール・ド・ハンガリーで総合優勝を挙げた。その前の勝利は…と振り返ると、2017年のU23版ツール・デ・フランドルだから、2022年こそがプロ初勝利を上げたシーズンということになる。
パンチのある山岳も得意で、独走力もある。レース、トレーニング合わせ年間37,000kmを走行するほどの練習の虫でもある。勝てる実力があるはずだ、と思いながら苦しい数年間が続いていたから、「うれしい」よりも「ホッとした」気持ちの方が大きかったという。
2019年にはヨークシャー一周、ルート・ドクシタニー、ベルギー・ツアーの3レースを総合5位圏内で走り、グランツール初出場となった2019年ジロでは、山岳ステージで序盤から逃げ、最終スプリントで区間3位に入賞した。その後、2020年は鎖骨の骨折でジロ出場を断念し、2021年にはコロナ感染でブエルタ出場の機会を逃すなど、不運も続いた。
4年間を過ごしたイネオスから新チームへと移籍した決め手は、少なくとも1つのグランツールに「守られた(protected)」ライダーとして出場させてくれると約束されたこと。2023年はジロとブエルタに出場予定で、ジロでは総合上位を目標に準備を重ねていく。風洞を使うなど、TTのトレーニングにも今オフは力を入れた。
残念ながら、2023開幕戦のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ初日の落車で左手を骨折し、レースに復帰できるのは4月初旬の見通しになってしまった。ただし、現時点ではジロ出場の方針に変更はない。
text:寺尾真紀