マイケル・マシューズ

Team Jayco AlUla
オーストラリア

マイケル・マシューズMichael MATTHEWS

マイケル・マシューズ
PROFILE
チーム
チーム ジェイコ・アルウラー
生年月日
1990年9月26日
身長/体重
178cm/72kg
国籍
オーストラリア
Strava
Michael Matthews
Twitter
@blingmatthews
Instagram
bling90
Facebook
Michael Matthews
  • 【Past results】
  • ジロ・デ・イタリア:区間通算2勝
  • ツール・ド・フランス:2017年ポイント賞、区間通算4勝
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間通算3勝
  • 2011年:ルント・ウム・ケルン優勝、ツアー・ダウンアンダー総合4位
  • 2012年:ツアー・オブ・ユタ ポイント賞
  • 2013年:ツアー・オブ・ユタ ポイント賞
  • 2014年:ラ・リオハ一周 優勝、イツリア・バスクカントリー区間優勝、ツアーオブ・スロベニア ポイント賞、ブラバンツ・ペイル2位
  • 2015年:パリ〜ニース ポイント賞、バスク一周 区間優、ブラバンツ・ペイル2位、アムステル・ゴールドレース3位、ツール・ド・スイス区間優勝
  • 2016年:パリ〜ニース ポイント賞、ラ・リオハ一周 優勝
  • 2017年:イツリア・バスクカントリー区間優勝、ツール・ド・スイス区間優勝、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ4位
  • 2018年:ツール・ド・ロマンディ区間優勝、エシュボルン・フランクフルト2位、ベネルクス・ツアー総合2位、グランプリ・シクリスト・ド・ケベック優勝、グランプリ・シクリスト・ド・モントリオール優勝
  • 2019年:ボルタ・ア・カタルーニャ ポイント賞、グランプリ・シクリスト・ド・ケベック優勝、ブラバンツ・ペイル4位、ロンド・ファン・フラーンデレン6位
  • 2020年:ブルターニュ・クラシック・ウエスト=フランス優勝、ミラノ〜サンレモ3位
  • 2021年:アムステル・ゴールドレース4位、ヘント〜ウェヴェルヘム5位、ミラノ〜サンレモ6位
  • 2022年:ボルタ・ア・カタルーニャ区間優勝、ミラノ〜サンレモ4位
  • 2023年:ツアー・ダウンアンダー ポイント賞

2022シーズン最初の目標だったストラーデ・ビアンケでは、落車であごに15針縫うケガ。3位入賞2回で今度こそ、と思っていたミラノ〜サンレモでも調子が出なかった。カタルーニャの区間優勝で気を取り直したものの、直後に体調を崩し、復調しないまま春のクラシックシーズンを終えた。


しかし、区間2位というニアミス2回からのツール・ド・フランス第14ステージで、それまでのフラストレーションは喜びに変わる。逃げからアタックをかけ、最後の「ジャラベール山」では引き離したり引き離されたりの攻防を繰り広げた末、実に5年ぶりのツール区間優勝を挙げた。


2020年のツール選考漏れをめぐって当時のチームと決別し、シーズン半ばに母国の古巣チームに復帰したとき、狭い意味での「スプリンター」という役割にはもう戻りたくない、とはっきり伝えた。一日中アタックし続けて周囲を疲弊させ、それからスプリントに持ち込むのが本来の自分の走り方。「最も効率的に勝利を挙げるメソッドだ」と言われても、トレインに守られて体力を温存し、最終スプリントに備える、という型はどうしても合わなかった。そのアグレッシブなスタイルがマンドでは勝利につながった、と思う。フルーネウェーヘンの加入で平坦スプリントの最終責任から解放されたこともありがたかった。モナコにいるときのトレーニングパートナーであるポガチャルとの「アタックごっこ」も勝利に貢献したかもしれない。


母国開催のロード世界選手権はまた金色ではないメダルに終わってしまったが、チームとの契約も2025年末まで更新され、新しいシーズンに闘志を持っている。

text:寺尾真紀

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