カレブ・ユアン
カレブ・ユアンCaleb EWAN
- チーム
- ロット・デスティニー
- 生年月日
- 1994年7月11日
- 身長/体重
- 167cm/69kg
- 国籍
- オーストラリア
- Strava
- @CalebEwan
- calebewan
- Caleb Ewan
- 【Past results】
- ジロ・デ・イタリア:区間通算5勝
- ツール・ド・フランス:区間通算5勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間通算1勝
- 2015年:ツール・ド・コリア総合優勝、ブエルタ・ア・ラ・リオハ優勝
- 2016年:ツアー・ダウンアンダー ポイント賞、ユーロアイズ・サイクラシックス優勝、国内選手権クリテリウム優勝
- 2017年:ツアー・ダウンアンダー ポイント賞、国内選手権クリテリウム優勝、ツアー・オブ・ブリテン区間優勝、ツール・ド・ポローニュ区間優勝、アブダビ・ツアー区間優勝、ツール・ド・ヨークシャー ポイント賞
- 2018年:ツアー・ダウンアンダー区間優勝、ツアー・オブ・ブリテン区間優勝、クラシカ・デ・アルメリア優勝
- 2019年:ツアー・ダウンアンダー区間優勝、UAEツアー区間優勝、ツアー・オブ・ターキー区間優勝
- 2020年:ツアー・ダウンアンダー区間優勝、UAEツアー ポイント賞、ツール・ド・ワロニー区間優勝、スヘルデプライス優勝
- 2021年:UAEツアー区間優勝、バロワーズ・ベルギー・ツアー ポイント賞、ベネルクス・ツアー区間優勝、ミラノ〜サンレモ2位
- 2022年:サウジ・ツアー区間優勝、ティレーノ〜アドリアティコ区間優勝、ツアー・オブ・ターキー区間優勝、クールネ〜ブリュッセル〜クールネ2位
- 2023年:カデル・エヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース6位
ジュニア時代からトラック、ロードの両方で頭角を現し、豪州アカデミーの選抜メンバーとして16歳から欧州で走っていた。2018年、その育成時代を含めると6年間を過ごした母国チームをツール出場をめぐる軋轢で離れ、アンドレ・グライペルのあとを引き継ぐ形で現チームに移籍した。
2022年は、出場したティレーノ〜アドリアティコなど5つのステージレース全てで区間優勝を挙げ、ワンデーでの勝利を含めると7勝。しかし、今季の目標に上げていた、ミラノ〜サンレモ、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスのダブル出場、母国開催のロード世界選手権、そのどれもがうまくいかなかった。ミラノ〜サンレモはウイルス性の胃腸炎で不出場、ジロは初日の落車以降調子を取り戻せず、リタイア。気持ちを切り替えて臨んだツールでも2度の落車で精彩を欠き、信頼するロジャー・クルーゲとヤスペル・デブイスト(デブイストは骨折のため)のいない新しい列車ともどこかちぐはぐだった。2年ぶりに完走は果たしたが、最終日のスプリント8位が最高位。不調がたたり、世界選のメンバーにも漏れてしまった。
忘れてしまいたいシーズンをやっと抜け出して、2023年の目標はミラノ〜サンレモ、ツール、グラスゴー世界選。ヘントやデパンヌ、スヘルデプライスなど、ベルギーで行われるワンデーレースにも今年は積極的に出場する。ミラノ〜サンレモは自分が勝つことができる唯一のモニュメントで、2018、2021年に2位とあと一歩だったから、いつか必ず勝ちたいレース。これまでに区間5勝のツールだが、今はとにかく1勝だけでもしたい、という思いだ。
ベルギーのワンデーレースやサンレモなど、スプリンターであるデリーと共に出場するレースも今後出てくるが、それは全く気にしておらず、自分がダメなら彼が、彼がダメなら自分が、と責任を分担しあえるのは気が楽で、歓迎している、とのこと。
text:寺尾真紀