SAGA久光スプリングス

プロフィール

呼称
SAGA久光
ホームタウン
佐賀県鳥栖市
ホームアリーナ
SAGAアリーナ
創設
1948年
成績
2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 8位/レギュラーラウンド7位(10勝11敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 優勝/レギュラーラウンド3位(23勝10敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 3位/レギュラーラウンド3位(24勝9敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 6位/レギュラーラウンド3位(18勝4敗)
2024-25シーズン SVリーグ 3位/レギュラーシーズン3位(30勝敗)
公式SNS

コメント

トップカテゴリーでは、2021-22シーズンから遠ざかっているリーグタイトルを手にするために。再び中田久美監督が今季から指揮を執る。

前回は4季の在任期間でリーグ優勝は3度、また、皇后杯全日本バレーボール選手権大会も4度制した実績を持っている。2017年から2021年まで女子日本代表を指揮し、その後はVリーグ男子のフラーゴラッド鹿児島でエグゼクティブ・ディレクターなどを務めてきた。

クラブチームの監督業は実に2016年以来で、その間にはSVリーグがスタートしている。中田監督は今年6月の就任会見で、「リーグ全体としてパフォーマンスが向上した」と印象を語り、続けてSAGA久光を率いるにあたっては「個人的にはポテンシャルのある選手が揃っていると感じます。戦う集団としてはまだまだ伸びしろがある。スタッフと一緒になって作り上げていきたい」と言葉に力を込めていた。

その「ポンシャルのある選手」の筆頭が、アウトサイドヒッターの北窓絢音だ。入団2季目の昨季は、シーズン前半からコンディション不良の中島咲愛に代わって抜擢されると、深澤めぐみとエース対角を組んでコートに立った。

思いきりのいいアタックに加えて、本人も「自分のいちばんの強み」と語るレシーブ力を存分に発揮。今年度の女子日本代表にも選出され、ネーションズリーグでは途中出場から流れを変えるゲームチェンジャーとして存在感を放った。

主力メンバーでいえば、昨季からそれほど変化はないと見られ、今や日本トップレベルのミドルブロッカーとなった荒木彩花やリベロの西村弥菜美は健在。

そこに新しく、昨季はギリシャリーグで過ごしたセッターの籾井あきが加入した。中田監督がその才能を見初めて東京2020五輪の司令塔に抜擢した過去があり、日本でのプレーには注目が集まるところ。

中田監督自身が現役時代から闘争心を前面に押し出すスタイルだっただけに、指揮官としても選手たちには「戦う集団になる」ことを要求している。それに応えることができたとき、3季ぶりとなるリーグ女王の座を手にすることができるはずだ。

TEXT:坂口功将

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