岡山シーガルズ

プロフィール

呼称
岡山
ホームタウン
岡山県岡山市
ホームアリーナ
ジップアリーナ岡山
創設
1999年
成績
2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 6位/レギュラーラウンド6位(11勝10敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 9位(12勝21敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 11位(9勝24敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 9位(7勝15敗)
2024-25シーズン SVリーグ 11位(15勝29敗)
公式SNS

コメント

2023年の黒鷲旗で悲願の初優勝を果たし、歓喜に沸いた岡山シーガルズ。その瞬間は栄光であると同時に、チームにとって大きな節目でもあった。大会を最後に、長年チームを支えた宮下遥や川島亜依美といった功労者が現役を退き、シーガルズはSVリーグ開幕とともに新たな時代を迎えた。

その歩みを振り返れば、1999年に地域密着型の市民クラブチームとして誕生し、2001年からは岡山県を拠点に本格的な活動を展開している。

監督を務めるのは、高校バレーの伝統校・大阪国際高校で指導経験を積み、チーム創設時から采配を振るい続ける河本昭義。選手たちは日常を共に過ごし、そこで育まれる強固な結束力を武器に、Vリーグ最上位カテゴリーで戦い続けてきた。2013-14シーズンにはV・プレミアリーグ、2019-20シーズンにはVリーグDivision1でいずれも準優勝を果たしている。

市民クラブとしての理念を貫くチームは、在籍選手一人ひとりの力を最大限に引き出す育成方針を掲げているのも大きな特徴だ。河本監督のつながりから大阪国際高校出身者が多い一方で、全国大会出場経験を持つ選手も数多く集まり、育成と強化を地道に積み重ねてきた。

また、昨季までダブルキャプテンとしてチームを率いた宇賀神みずきと金田修佳が引退し、その役割を新たに担うのがミドルブロッカーの長瀬そらである。昨季はチームトップのアタック決定率を記録し、プレーで仲間を支えた彼女が、今季からは精神面でもチームを牽引する。

さらに、昨季628得点(リーグ10位)を挙げて攻撃の軸となった中本柚朱、サーブやバックアタックで攻撃の幅を広げる小松原凜香、2023年度の日本代表に選出され、現在はケガからの復帰を目指す佐伯亜魅加ら、勢いある若きアタッカーが揃う。

また、2025-26シーズンからは、どこからでも強烈なスパイクを打ち込む藤村若奈、高さを生かしたブロックを持ち味とする栗栖明歩が加入し、優勝を目指すチームの布陣は一層盤石となった。

地域に根差した厚いサポートを背に、結束力と育成力を武器とする岡山シーガルズ。新世代の力を結集し、SVリーグで再び大きな飛躍を狙う。

TEXT:長瀬竜征(PLASMA Inc.)

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