TEAM DETAILS NECレッドロケッツ川崎

INFORMATION

略称
NEC川崎
ホームタウン
神奈川県川崎市
ホームアリーナ
川崎市とどろきアリーナ
創設
1978年
最近の成績
2019-20シーズン DIVISION1 8位/プレミアカンファレンス3位(11勝10敗)
2020-21シーズン DIVISION1 3位/レギュラーラウンド3位(15勝5敗)
2021-22シーズン DIVISION1 4位(23勝10敗)
2022-23シーズン DIVISION1 優勝/レギュラーラウンド4位(23勝10敗)
2023-24シーズン DIVISION1 優勝/レギュラーラウンド2位(18勝4敗)
公式SNS

直近の2シーズン連続で、Vリーグと皇后杯全日本バレーボール選手権大会の国内2冠を達成した常勝軍団。そのルーツは第3回Vリーグ(1996-97)での初優勝に始まり、いまだ破られていない無敗での優勝を遂げた、1999-2000シーズンの偉業なども含め、DNAとして現役選手たちに脈々と受け継がれている。

また、高い打点からスピードある打球で相手を揺さぶるサーブや、高速バックアタックを交えた攻撃など、プレースタイル自体をとっても日本バレーボール界を牽引する存在である。

ただし、直近3度のリーグ制覇で立役者となった古賀紗理那が、今夏のパリ五輪をもって現役を引退。大黒柱を誰が担うかは今季の焦点といえるだろう。とはいえ、古賀の背番号「2」を受け継ぎ、大学日本一の実績を持つルーキーの佐藤淑乃や、パリ五輪では強烈なインパクトを残した和田由紀子の移籍加入など、攻撃の担い手は揃っている。

また、経験豊富な面々がどっしりと構える点も強みとして変わらない。ベテランミドルブロッカーの島村春世やセッターの塚田しおり、それに日本代表でその地位を確立したミドルブロッカーの山田二千華らの存在は頼もしいかぎりだ。

と同時に、思い切りのよさが光るハイジャンパーの廣田あいや、2019年の第20回女子U20(ジュニア)世界選手権大会で優勝とベストセッターに選ばれた中川つかさ、学生時代から卓越したレシーブ力を備えるリベロの大工園彩夏ら、将来性豊かな若手選手も並ぶ。彼女たちはシーズンを重ねながら、やがては常勝チームの一端を担うに違いない。

チームは2021年にリブランディングを実施。『宇宙一輝く星』というコンセプトの元、ホームゲームでも趣向を凝らした演出を施し、かつ地域蜜着の姿勢は変えることなく、ファン獲得と事業力アップに励んでいる。それはSVリーグがチームに求める方向性そのものでもある。国内リーグ3連覇、そしてSVリーグ初代女王へ、ロケットのエンジンはすでに点火している。

TEXT:坂口功将

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