NECレッドロケッツ川崎

プロフィール

呼称
NEC川崎
ホームタウン
神奈川県川崎市
ホームアリーナ
川崎市とどろきアリーナ
創設
1978年
成績
2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 3位/レギュラーラウンド3位(15勝5敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 4位(23勝10敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 優勝/レギュラーラウンド4位(23勝10敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 優勝/レギュラーラウンド2位(18勝4敗)
2024-25シーズン SVリーグ 準優勝/レギュラーシーズン2位(30勝14敗)
公式SNS

コメント

2022-23、2023-24シーズンの皇后杯、Vリーグを連覇した。チームのルーツをたどれば、1996-97シーズンの初優勝から1999-2000シーズンの全勝優勝など、常勝軍団として築いた輝かしい歴史がある。

日本の女子バレーをけん引、象徴する存在として実績を重ね、多くの選手を日本代表に輩出してきたが、2024年のパリ五輪を最後に大エースの古賀紗理那が現役引退。リベロの小島満菜美もアメリカリーグへ参戦し、チームとしての転換期を迎えた。

だが、両雄の不在を感じさせない大活躍を見せたのが、昨季加入し、ルーキーとして躍動した佐藤淑乃だ。筑波大学在学時から日本代表へ選出され、世界選手権にも出場。4年時には全日本インカレを制した実力者。

すでに十分な経験を重ねていたが、レッドロケッツに加入後、身体づくりや身体の使い方に着目して取り組んだことで、一気に覚醒した。今夏の世界選手権でも日本のエースとして堂々たる活躍を見せ、今季もリーグを象徴する存在になるのは間違いない。

加えて、同じく世界選手権でも活躍した和田由紀子も、佐藤と共に攻撃の両翼を担う。パリ五輪にも出場し、攻撃やジャンプサーブで強烈なインパクトを残したが、世界選手権では上背で勝るオポジットに対して一歩も引けを取らないパワーと高さで存在感を発揮。

昨季は2枚替えでの投入機会が目立ったが、今季はどのような起用法をされるのかも含め、さらなる進化から目が離せないシーズンとなりそうだ。

ベテランミドルブロッカーの島村春世が韓国リーグへ移籍し、セッターの塚田しおりも現役引退。

チームのこれまでの歴史を知る選手たちは去ったが、昨季現役復帰を果たしたセッターの澤田由佳、今季から主将に就任したミドルブロッカーの山田二千華、佐藤、和田と共に世界選手権にも出場したセッターの中川つかさなど、豊富な経験を持つ選手は揃っている。

さらにアウトサイドヒッターの廣田あいや、リベロの大工園彩夏ら、将来性豊かな若手選手も並び、昨季東レアローズ滋賀で最多得点を叩き出したシルビア・チネロ・ヌワカロールも加わった。

昨季まで指揮を執った金子隆行が日本代表コーチに就任し、今季からはAstemoリヴァーレ茨城を率いた中谷宏大が新監督に就任。ファイナルで敗れ、準優勝に終わった昨季のリベンジを誓う。

TEXT:田中夕子

NECレッドロケッツ川崎 関連動画