TEAM DETAILS
クインシーズ刈谷
INFORMATION
2008年には皇后杯全日本バレーボール選手権大会で、創部初となる日本一のタイトルを獲得。Vリーグでは優勝こそないものの、昨季はV・レギュラーラウンド6位通過からV・ファイナルステージで勝ち上がって最終的には4位と、2017-18シーズンに収めた過去最高3位の成績に迫った。
チームの持ち味はなんといっても、アグレッシブなサーブだ。2022-23シーズンからは、それまでNECレッドロケッツ(現・NECレッドロケッツ川崎)や群馬銀行グリーンウイングス(現・群馬グリーンウイングス)でサーブの強化に着手してきた高橋悠監督が就任したことで、そのスタイルは確たるものに。
チーム全体のサーブ効果率も、2022-23シーズンは9.0%でリーグトップ、昨季も8.7%で同2位と、武器であることは数字の上でも明らかとなっている。
昨季チーム最多得点のリセ ファンヘッケが大阪マーヴェラスに移籍したことは痛手だが、それでも今夏には、V・サマーリーグ西部大会で優勝。大会MVPに輝いたアウトサイドヒッターの舟根綾菜のほか、昨季からキャプテンを務め、年々頼もしさが増す鴫原ひなた、学生時代から非凡なアタックセンスを披露してきた吉永有希ら、サイドアタッカー陣の陣容は厚い。
さらにはアンダーエイジカテゴリー日本代表において、国際大会で活躍を見せ、超高校級と称されたエースの笠井季璃が高卒新人として入団。爆発力とスター性を備える笠井の加入はチームにとって、強烈な追い風となること間違いなしだ。
またミドルブロッカー陣も充実しており、昨季はチーム最多となるブロック決定本数(1セットあたり)をマークしたハッタヤ バムルンスックが主軸となるほか、デンソーエアリービーズから横田真未と横田紗揶香の実力派姉妹が新たに加わった。チームとして効果的なサーブで相手を崩したあとは、彼女たちのブロックが勝利を手繰り寄せるための鍵となる。
チーム名に込められているとおり、SVリーグではクイーン(女王)の座を虎視眈々と狙う。
TEXT:坂口功将
LIST OF PLAYERS
鴫原 ひなた
HINATA SHIGIHARA
横田 真未
MAMI YOKOTA
髙佐 風梨
FURI KOUSA
笠井 季璃
RIRI KASAI
周田 夏紀
NATSUKI SUDA
舟根 綾菜
AYANA FUNANE
黒須 咲良
SAKURA KUROSU
長野 有紗
ARISA NAGANO
横田 紗椰香
SAYAKA YOKOTA
加地 春花
HARUKA KAJI
立石 優華
YUKA TATEISHI
佐藤 彩乃
AYANO SATO
鍋谷 友理枝
YURIE NABEYA
藪田 美穂子
MIOKO YABUTA
バムルンスック ハッタヤ
HATTAYA BAMRUNGSUK
吉永 有希
YUKI YOSHINAGA
カヤ グロベルナ
GROBELNA KAJA