VC長野トライデンツ
プロフィール

- 呼称
- VC長野
- ホームタウン
- 長野県松本市
- ホームアリーナ
- 松本市総合体育館
- 創設
- 2008年
- 成績
- 2019-20シーズン Vリーグ DIVISION1 10位(3勝24敗)
2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 9位(4勝32敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 10位(5勝31敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 9位(5勝31敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 10位(2勝31敗)
2024-25シーズン SVリーグ 9位(10勝34敗)
- 公式SNS
かつて多くの日本代表選手を輩出してきた実業団チームをはじめ、小・中・高には全国大会制覇の実績を持つ伝統校やクラブが並ぶなど、日本有数の「バレーボール王国」と呼ぶにふさわしい長野県。その地を代表するチームとして、国内トップカテゴリーのSVリーグに参戦しているのが、VC長野トライデンツである。
チームは2015-16シーズン、当時V・チャレンジリーグII参入から着々とステップアップ。ときには下位リーグとの入れ替え戦に進めど、そこではファンたちの熱き応援を受けながら奇跡的な戦いぶりで残留を果たしてきた。その熱は今も変わらず、選手たちの背中を押し続ける。
昨季は開幕2戦目にして、豪華メンバーを揃えたジェイテクトSTINGS愛知からシーズン初白星をゲット。最終的に10勝34敗の9位でシーズンを終えたものの、ウルフドッグス名古屋や広島サンダーズ、東京グレートベアーズというチャンピオンシップ進出チームから上げた金星もあり、なおかつそれらはフルセットの激闘を制したものだった。
決して諦めることなく、最後まで食らいつく。勢いに乗れば相手に脅威を与えられるのは、主力選手たちがフレッシュな点が要因にあるだろう。ルーキーの工藤有史は明治大学在籍時からVC長野でプレーしてきた経験を活かし、エースとして活躍。今年の日本代表にも登録された。
その工藤と同期のセッター、中島健斗も昨季はケガで出遅れたものの、中学・高校と日本一を手にしてきた実績を持ち(京都・東山高校では髙橋藍とコンビを組んでいた)、同世代を代表する司令塔。今季はチームをさらに高みへと押し上げることが期待される。
一方で、その彼らと20歳近く離れたSVリーグ現役最年長の松本慶彦も注目の存在。昨季まで所属した日本製鉄堺ブレイザーズでは、通算500試合出場を突破してきたリビングレジェンドは、地元・長野に凱旋して今季を戦う。長年のキャリアを支えてきたプロ意識は、チームの主力を務める20代半ばの選手たちにとっては、何よりの教本となるに違いない。
TEXT:坂口功将