TEAM DETAILS
東レアローズ静岡
INFORMATION
チーム創設は1947年と、リーグでも長い歴史を持つ。そのなかで伝統として受け継がれるのは、情熱的なプレーだ。コートに立つものはもちろん、選手やスタッフたちが闘志全開に、感情を爆発させて勝利を手繰り寄せる。
1994-95シーズンから始まったVリーグでの優勝は3回(2004-05、2008-09、2016-17)。一方で、準優勝は6度を数え、昨季はV・レギュラーラウンド終盤に突破を決めて、最終的には第3位の成績を収めたものの、やはり満足はしておらず、リーグタイトル獲得への思いは募るばかりだ。
だが、今季にむけたチーム内の動きは激しかった。直近3シーズン連続でブロック賞を手にしていたミドルブロッカーの髙橋健太郎がジェイテクトSTINGS愛知へ、安定感抜群のサーブレシーブが光ったアウトサイドヒッターの富田将馬が大阪ブルテオンへと移籍。攻守の要が抜けることになった。
それでもミドルブロッカーの層は以前から厚く、激しい感情表現がトレードマークの西本圭吾を筆頭に、身長198㎝の難波尭弘や、ポテンシャル十分の上條レイモンドらはコート上で計算できる存在。
また、アウトサイドヒッター陣も、ジェイテクトSTINGS愛知のエース藤中優斗が移籍し、身長は185㎝と小柄ながらイタリア代表では堂々とアタッカーとしてプレーしてきたフランチェスコ レチネ、爆発力を秘めたルーキー山田大貴らが加わるなど分厚さを増している。
そのチームを、コーチを務めていたOBの阿部裕太が今季から新たに指揮を執り、さらには在籍2年目の重藤トビアス赳が新キャプテンを務める。チームとしては心機一転を図り、SVリーグに臨むことになる。
もっとも、チームに備わり、発する『熱』は変わらない。それは今なお背番号「21」に名前を連ね、2023年春に逝去した故・藤井直伸さんが体現したものだった。昨季には藤井さんを偲んだスペシャルユニフォームを着用した追悼試合も実施。2016-17シーズン優勝の立役者で、チームのシンボルであり続けた先人の思いを胸に、これからも戦い続ける。
TEXT:坂口功将
MOVIE
PLAYERS
難波 尭弘
TAKAHIRO NAMBA
新 貴裕
TAKAHIRO SHIN
山口 拓海
TAKUMI YAMAGUCHI
酒井 啓輔
KEISUKE SAKAI
米山 裕太
YUTA YONEYAMA
重藤 トビアス赳
TOBIAS TAKESHI SHIGETO
山田 大貴
DAIKI YAMADA
李 博
HAKU LEE
上條 レイモンド
RAYMOND KAMIJO
小澤 宙輝
HIROKI OZAWA
西本 圭吾
KEIGO NISHIMOTO
武田 大周
TAISHU TAKEDA
小野寺 瑛輝
EIKI ONODERA
アラン ソウザ
ALAN SOUZA
フランチェスコ レチネ
FRANCESCO RECINE
藤中 優斗
YUTO FUJINAKA
中村 竜輔
RYUSUKE NAKAMURA