TEAM DETAILS 東レアローズ静岡

INFORMATION

略称
東レ静岡
ホームタウン
静岡県三島市
ホームアリーナ
三島市民体育館
創設
1947年
最近の成績
2019-20シーズン DIVISION1 6位(12勝16敗)
2020-21シーズン DIVISION1 5位(17勝16敗)
2021-22シーズン DIVISION1 4位(25勝11敗)
2022-23シーズン DIVISION1 5位(23勝13敗)
2023-24シーズン DIVISION1 3位/レギュラーシーズン6位(18勝18敗)
公式SNS

チーム創設は1947年と、リーグでも長い歴史を持つ。そのなかで伝統として受け継がれるのは、情熱的なプレーだ。コートに立つものはもちろん、選手やスタッフたちが闘志全開に、感情を爆発させて勝利を手繰り寄せる。

1994-95シーズンから始まったVリーグでの優勝は3回(2004-05、2008-09、2016-17)。一方で、準優勝は6度を数え、昨季はV・レギュラーラウンド終盤に突破を決めて、最終的には第3位の成績を収めたものの、やはり満足はしておらず、リーグタイトル獲得への思いは募るばかりだ。

だが、今季にむけたチーム内の動きは激しかった。直近3シーズン連続でブロック賞を手にしていたミドルブロッカーの髙橋健太郎がジェイテクトSTINGS愛知へ、安定感抜群のサーブレシーブが光ったアウトサイドヒッターの富田将馬が大阪ブルテオンへと移籍。攻守の要が抜けることになった。

それでもミドルブロッカーの層は以前から厚く、激しい感情表現がトレードマークの西本圭吾を筆頭に、身長198㎝の難波尭弘や、ポテンシャル十分の上條レイモンドらはコート上で計算できる存在。

また、アウトサイドヒッター陣も、ジェイテクトSTINGS愛知のエース藤中優斗が移籍し、身長は185㎝と小柄ながらイタリア代表では堂々とアタッカーとしてプレーしてきたフランチェスコ レチネ、爆発力を秘めたルーキー山田大貴らが加わるなど分厚さを増している。

そのチームを、コーチを務めていたOBの阿部裕太が今季から新たに指揮を執り、さらには在籍2年目の重藤トビアス赳が新キャプテンを務める。チームとしては心機一転を図り、SVリーグに臨むことになる。

もっとも、チームに備わり、発する『熱』は変わらない。それは今なお背番号「21」に名前を連ね、2023年春に逝去した故・藤井直伸さんが体現したものだった。昨季には藤井さんを偲んだスペシャルユニフォームを着用した追悼試合も実施。2016-17シーズン優勝の立役者で、チームのシンボルであり続けた先人の思いを胸に、これからも戦い続ける。

TEXT:坂口功将

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