プロフィール
- 呼称
- 東レ静岡
- ホームタウン
- 静岡県三島市
- ホームアリーナ
- 三島市民体育館
- 創設
- 1947年
- 成績
- 2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 5位(17勝16敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 4位(25勝11敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 5位(23勝13敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 3位/レギュラーラウンド6位(18勝18敗)
2024-25シーズン SVリーグ 8位(12勝32敗)
- 公式SNS

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VリーグからSVリーグへ。1947年の創部以来長い歴史を持つ東レ静岡も、激動の中で変化の時を迎えている。
昨季新監督に就任した阿部裕太や、前監督の篠田歩といった面々がチームの主軸を担い、Vリーグで3度の優勝、準優勝6度。常勝軍団として輝かしい実績を築き上げてきたが、SVリーグ初年度の昨季は、チャンピオンシップ進出を逃した。
さらに近年のチームを支えてきたミドルブロッカーの髙橋健太郎、地元出身でジュニアチーム育ちの生え抜きとも言うべきアウトサイドヒッターの富田将馬、さらには日本代表で世界選手権にも出場したミドルブロッカーの西本圭吾も移籍。
まさに攻守の要と呼ぶべき存在が次々チームを去る中、昨季新たに加わったアウトサイドヒッターの藤中優斗が新主将に就任した。
黄金期を築いた早稲田大学時代にも主将を務め、リーダーシップとバランス力に長け、周囲の信頼も厚い。さらに、昨季は大阪ブルテオンから期限付き移籍で加わった新貴裕も正式に移籍加入。経験豊富な面々がチームを束ねる立場となった。
加えて地元・静岡、アローズの練習拠点である三島市の隣、函南町出身でアローズジュニアにも在籍した山田大貴。明治大学在学時から内定選手として、出場機会を得たリベロの武田大周、天理大学在学時の昨季から出場、好守でキーマンとも言える活躍を見せた楠本岳など次世代を担う若手選手も揃う。
さらにアメリカ代表のミドルブロッカー、テイラー・エイブリルや、210cmのロシア出身オポジット、キリル・クレーツ。キューバ出身のアウトサイドヒッター、フリオ・カルデナスも加入し、攻撃力に高さと厚みが増した。
昨季は負傷者も相次ぎ、レギュラーシーズンを通して苦しい戦いが続いただけに、コンディショニングの維持は不可欠である中、頼もしい新戦力も加わった。
昨シーズンの悔しさ、苦い経験をバネに、SVリーグ2年目は上位進出、チャンピオンシップで短期決戦に強い東レを再現すべく、熱い戦いに臨む準備は万全だ。
TEXT:田中夕子