アイスダンスの必須条件

ショートダンス
演技時間:2分50秒(±10秒)指定のリズムやテーマに沿った音楽に合わせ、ステップ、リフトなどA~Dの中の5つの要素を組み込んで演技をする。
<2017/2018シーズンのリズム>
ラテンアメリカのリズム。チャチャ、ルンバ、サンバ、マンボ、メレンゲ、サルサ、バチャータ、その他の類似したラテンアメリカのリズムを、いくつ組み合わせて使用しても良い。但し、AパターンダンスとCノンタッチのステップシークエンスは違うリズムを選択のこと。
A)パターンダンス
パターンダンスは指定されたテンポで滑らなければならない。2017/2018シーズンは、ラテンアメリカのリズムで、1分あたり172~180拍の一定テンポを使用すること。
また指定ステップでのシークエンスセクションを1回含むこと。2017/2018シーズンのシニアはルンバのステップで、<ステップ1番~16番>+<ステップ1番~4番>。ジャッジの左側で行う。
B)ダンス・リフト
ショート・リフトを1回。
<ショート・リフトの種類>
カーブ・リフト(男性が女性を持ち上げ、カーブを描いて滑るリフト)、ローテーショナル・リフト(男性が女性を持ち上げ回転しながら滑るリフト)、ストレートライン・リフト(男性が女性を持ち上げ、直線を描いて滑るリフト)、ステーショナリー・リフト(1か所に止まって行うリフト)。ステップシークエンス中に行ってはならない。
C)ステップシークエンス
2種類を1回ずつ。
・ホールド(2人の体の一部が密着した状態)のパターンダンス・タイプ・ステップ・シークエンスを1回。フォックストロットホールドから開始すること。
・ノットタッチング(2人の体が一切密着していない状態)のステップシークエンスを1回。ストレートラインか、もしくはカーヴドのどちらか。
D)セット・オブ・シークエンシャル・ツイズル
<ポイント>・2連続のツイズルを1セット。2つのツイズルの間には、1ステップまで挟める。

フリーダンス
演技時間:4分30秒(±10秒)ジャンプ、リフト、スピンなど下記A~Iの最大12要素を組み込んで演技をする。
A)ダンス・リフト
ショート・リフト1回とコンビネーション・リフト1回(ショート・リフトの種類は、コンビネーション・リフトで用いるものと異なるタイプであること)。
もしくは異なる種類のショート・リフトを3回。
B)ダンス・スピン
ダンス・スピン、もしくはコンビネーション・スピンを1つ。
2人が密着したホールドの状態で行うこと。2人とも片足は氷についていること。
C)ステップシークエンス
ホールドのステップシークエンスを2種類。

・ストレートライン・ステップ・シークェンス・イン・ホールド
(ミッドラインもしくはダイアゴナル・ステップシークエンス)
・ストレートライカーブド・ステップ・シークェンス・イン・ホールド
(サーキュラーもしくはサーペンタイン・ステップシークエンス)
※図はダイアゴナル・ステップシークエンス
D)セット・オブ・シンクロナイズド・ツイズル
2連続のツイズルを1セット。2つのツイズルの間には、3ステップまで挟める。
E)コレオグラフィックエレメンツ
以下の3種から、異なるエレメンツを2つ。
・コレオグラフィック・ダンスリフト:全てのダンスリフトを終えた後に行う10秒以内のダンスリフト
・コレオグラフィック・スピニング・ムーブメント:ホールドで最低2回転、両足回転も可、1人を一瞬持ち上げる動きも可
・コレオグラフィック・ツイズル・ムーブメント:必須のセット・オブ・ツイズルを行った後に行われるツイズル動作