紙森 陽太
日本代表選手紹介

紙森 陽太
Yota KAMIMORI
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生年月日
1999年4月26日
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出身
大阪府
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所属
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
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ポジション
PR(プロップ)
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身長/体重
172cm/105kg
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主な経歴
大阪桐蔭高校→近畿大学
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日本代表キャップ
0
※2025年6月1日時点 -
X(旧Twitter)/Instagram
クラブで中軸に成長、スクラムに定評のある左PR
大阪の淀川工業高校、セコムで、PR(プロップ)として活躍した父・敏彦さんと、陸上の砲丸投げで、高校時代に京都府で3位だったという母の下、3人兄弟の次男として生まれた。
小学生の時は空手や囲碁教室に通っていたが、現在はユニチカでプレーする兄のPR大樹(立命館大学出身)の影響や、友人の誘いもあり、中学1年から四條畷中学などでラグビーを始めた。中学は強豪ではなく、大阪府選抜のセレクションに残らなかったが、大阪の強豪・大阪桐蔭高校に進学した。
当時はチーム事情により、現在の左PRではなく右PRでプレー。「花園」こと、全国高校大会には2・3年の時に出場した。特に3年では、準決勝で桐蔭学園(神奈川)を12-7で下し、同校初の決勝進出に貢献した。しかし、決勝は東海大学付属仰星高校との大阪対決になったが、20-27で敗れて初優勝はならなかった。
近畿大学に進学すると、U20日本代表やジュニア・ジャパンなど、国際舞台で活躍するまでに成長を遂げた。4年時は大学選手権にも出場した。
卒業後はスピアーズに加入。2023シーズンの神戸戦でリーグワンデビュー。2022-23シーズンはケガで、シーズン前半は試合に出られなかったが、10試合に出場。プレーオフ決勝では1番をつけチームの初優勝に貢献した。
2023-24シーズンは控えが多かったが、15試合に出場した。シーズン終了後はニュージーランドのウェリントンに期限付き移籍でプレー。州代表選手権(NPC)決勝にも出場し、優勝に貢献した。2024-25シーズンのリーグワンでは21試合全てに出場し、すっかりスピアーズの中軸に成長。定評のあるスクラムでアピールし、まずは代表初キャップを狙う。
◆ずっとPRで、父も兄も弟も全員PRだ。憧れの選手は同じポジションの稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)と、母校・近畿大学OBの山本幸輝(元・コベルコ神戸スティーラーズ)だ。好きな言葉は「虎視眈々」。2024-25シーズンオフに結婚した。趣味は寝ること。
TEXT by 斉藤健仁
© JRFU