小村 真也

3歳の頃、大阪工業大学ラグビースクールで競技を始めたが、小さい頃はバスケットボールもプレーしていた。菫中学時代は大阪府代表として全国ジュニアラグビー大会で、キャプテンとして優勝に貢献し、優秀選手賞に輝いた。

卒業すると、高校は兄（小村健太）同様に、ニュージーランドのハミルトンボーイズ高校に留学した。

帰国後は帝京大学に進学し、1年では3試合で控えのみの出場だったが、2年時はレギュラーのWTBとして14番をつけて対抗戦全試合に出場。12トライを挙げてトライ王に輝き、大学選手権でも準決勝、決勝でトライを挙げるなど、帝京大学の連覇に大きく貢献した。

2023シーズンもWTBやFB（フルバック）で、対抗戦7試合に先発して10トライを挙げる活躍。大学選手権では、14番で3試合に出場。2トライをあげて3連覇を支えた。

4年時はBK（バックス）リーダーも任されたが、けがもあって対抗戦の序盤は試合に出られなかった。だが、15番として11月の明治大学戦から復帰し、BK陣を統率して、大学選手権でも4連覇に貢献した。

アーリーエントリーでトヨタヴェルブリッツに加入。2025年2月の浦安D-Rocks戦で途中出場し、リーグワンデビューを飾った。SO、FBでもプレーできる視野の広さ、スキルの高さを持つ。今後、アタックの中心としての活躍が期待される。

斉藤健仁© JRFU