No.8 オィット・タナック
No.8 オィット・タナック
- チーム
- HYUNDAI Shell Mobis WRT
- 出身地
- エストニア
- 生年月日
- 1987年10月15日(37歳)
- コ・ドライバー
- マルティン・ヤルベオヤ
エストニア出身のオィット・タナックは同国のWRCトップドライバーであったマルコ・マルティンに見出され、WRCにデビュー。フォード、トヨタ、ヒョンデとメーカーで優勝を達成してきたドライバーだ。
日本で特に注目を集めたのはトヨタに加入した2018年、2019年のシーズンだろう。2年間でトータル10勝をトヨタにもたらし、まさにこの2年間、エースとして活躍。6勝をマークした2019年にはついにワールドチャンピオンに輝いた。トヨタにとって久しぶりのドライバーズチャンピオン獲得をもたらした。
しかしながら、翌年からはヒョンデに移籍。2022年にはトヨタのカッレ・ロバンペラに破れるもランキング2位を獲得。マシンに競争力が欠ける状態ながらも3勝をマーク。ラリー・ジャパンでも2位表彰台に上がった。
昨年はMスポーツに移籍して2勝をマークするも、今季は再びヒョンデに復帰して全戦にエントリー。特に前半戦は苦戦が続いていたが、シーズン中盤から調子を上げ、ラリージャパン直前の第12戦・セントラルヨーロピアンラリーでは今季2勝目をマークしてランキング2位につける。今回のラリージャパンではチームメイトのティエリー・ヌービルとチャンピオンを争う。自身2度目の逆転チャンピオンを狙うのはもちろんだが、マニュファクチャラーズ選手権でもトヨタ勢を凌駕することができるだろうか。
また、タナックは派手なクラッシュに何度も遭遇しているドライバーとしても有名。2015年のラリーメキシコで池に落ち、奇跡的に脱出したシーンは動画サイトでも人気。池に落ちても完走を果たし、シュノーケルをつけて登場するパフォーマンスを見せた。