No.9 アンドレアス・ミケルセン
No.9 アンドレアス・ミケルセン
- チーム
- HYUNDAI Shell Mobis WRT
- 出身地
- ノルウェー
- 生年月日
- 1989年6月22日(35歳)
- コ・ドライバー
- トルステイン・エリクセン
ヒョンデの3台目はダニ・ソルド、エサペッカ・ラッピとマシンをシェアしてきたアンドレアス・ミケルセンがラリージャパンに出場する。今回の同イベントでは唯一の北欧出身ドライバーであるが、ミケルセンはターマックを得意としており、今年の役割はまさにその担当だ。
アンドレアス・ミケルセンは今回ラリージャパンに出場するワークスドライバーの中では決して華々しいキャリアを形成してきた選手ではない。元々スキーやモトクロスで結果を残してきたミケルセンは怪我をきっかけにラリードライバーへの道を歩むことになった。
WRCにデビューした当時は華々しい未来が待っている環境だった。セバスチャン・オジェが所属したフォルクスワーゲンから参戦し、2014年にはWRC初優勝を達成。同メーカーには4年間在籍し、トータル3勝を飾る。ランキングも3年連続で3位を獲得していた。
しかし、そのキャリアはフォルクスワーゲンのWRC撤退によって突然暗礁に乗り上げることになった。2017年はトップチームのシートが見つからず、シュコダでWRC2に参戦。シーズン途中になんとかヒョンデとの契約を結ぶことができた。
ただ、ヒョンデに在籍した2年間で優勝は無く、2020年からは再びトップカテゴリーを離れることになってしまった。ピレリの開発ドライバーとしての役割を担当しつつWRC2に参戦してきたが、スポット参戦ではあるが今季ようやくトップカテゴリーに復帰した。
昨年も雨の中見せたラリージャパンでの速さは印象的であったし、苦労人のミケルセンはヒョンデのチャンピオン獲得に向けて重要なイベントに挑むことになる。