No.17 セバスチャン・オジェ
No.17 セバスチャン・オジェ
- チーム
- TOYOTA Gazoo Racing WRC
- 出身地
- フランス
- 生年月日
- 1983年12月17日(40歳)
- コ・ドライバー
- ヴァンサン・ランデ
通算8度のWRCワールドチャンピオンを獲得したフランス人ドライバー、セバスチャン・オジェのラリーデビューは22歳と遅い。それ以前はスキーをやっていたという遅咲きながらも、あれよあれよという間にラリーで才能を開花させ、2013年から18年までの6年連続でWRCにおいて世界王者に君臨。さらにコロナ禍の2020年、21年もトヨタに移籍し、2連覇を果たした。言わずと知れたトップドライバーだ。
オジェは2008年、JWRC(ジュニアラリー選手権)でチャンピオンを獲得すると、2009年からはシトロエンのジュニアチームから本格的なWRC参戦を果たす。2010年の第6戦・ラリー・ド・ポルトガルで初優勝を果たすと、当時は北海道で開催された第10戦・ラリー・ジャパンで優勝。そこからはチャンピオンへの街道を突き進んでいく。
この時代はトータル9回の世界王座を連続で取り続けていたセバスチャン・ローブ(フランス)が君臨していた時代であり、2011年はチームメイトとして戦った。しかし、ローブと同じ環境下にいることよりもオジェは自ら新しい環境に移ることを選んだ。
2013年からフォルクスワーゲンのドライバーとして4連覇を達成。2010年代のWRCを席巻する。2017年からはMスポーツ(フォード)に移籍し、さらに2連覇。そして、2020年にはトヨタに移籍し、そこからまた2連覇。チャンピオン回数で言えば先輩のローブに及ばないがオジェは3つの自動車メーカーをまたにかけてチャンピオンに輝いてきたのだ。また開幕戦ラリー・モンテカルロに非常に強く、歴代最多の9勝をマークしている。
今季もスポット参戦で3勝をマーク。ただ、ラリー・ジャパンでは2010年以来勝利が無いため、レジェンドドライバーが14年ぶりの日本での優勝を果たすか注目だ。