レース前の準備を楽しむ
ドライバーの装備品
SUPER GTに限らず、レースに出場するためにはヘルメットを被って、レーシングスーツを着て、グローブをはめて……というのは、誰もが知る常識。しかし、何を装着してもいいというわけではなく、装備品はすべてFIAの公認を受けたものでなくてはならない。
スーツはもちろん、グローブ、シューズ、ソックス、アンダーウェア、バラクラバス(頭に被る目出し帽のようなもの)は、すべて耐火性のものとされていて、その上、期限さえ設けられている。スペアも含め、ひととおり揃えたならば、それなりの金額になってしまうものの、万が一の際にドライバーを守ってくれるものだから、やむを得まい。
もうひとつ装着が義務づけられているのが、HANSデバイスである。ヘルメットに紐でぶら下げられ、ドライバーの肩に乗せられているのは、頭部と頸部の保護装置。シートベルトでドライバーと締め込まれることで効果を発揮する。ひどいクラッシュの場合、しっかりシートベルを締めていても、ステアリングにヘルメットが当たったという事例がごく稀にあり、それは衝撃によって首が信じられないほど伸びたため。HANSデバイスの装着義務で、近年は重大なアクシデントの発生が激減している。
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